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大学生のPCサイト利用時間が減少傾向、スマホ移行が原因か

大学生のPCサイト利用時間が減少傾向、スマホ移行が原因か

 株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は3日、大学生のウェブサイトアクセス動向をとりまとめた。調査はPCからのアクセスのみを対象にしたもの。

 それによれば、2013年1月度で大学生の接触者率(リーチ)が最も高いサイトは「Yahoo! JAPAN」で87.3%。以下は「Google」(google.co.jpが56.8%、google.comが53.9%)、「Facebook」(46.9%)、「YouTube」(45.8%)と続いた。

 上位のリーチを高校生と比較すると、相対的に大学生のスコアが高いのは「Facebook」や「はてな」が挙げられ、反対に高校生が相対的に高いのは「YouTube」「FC2」「Ameba」だった。

大学生の接触者率上位20ドメイン

 また、2010年1月度時点の大学生の接触者率と比較すると、Facebookが5.7%から46.9%、「Twitter」が11.6%から32.8%、「NAVER」が2.6%から19.6%と大幅に伸長していることがわかった。

 各年1月度における大学生1人あたりのウェブ接触時間量の推移を見ると、2006年から2011年までは平均滞在が15時間を超えていたのに対し、2012年は14時間44分、2013年は12時間36分と減少傾向にある。

 この結果についてVRIは「さらに詳細な分析が必要」と前置きした上で、パネル内での大学生のスマートフォン所有率が2010年11月で15.1%、2011年11月で43.5%、2012年11月で68.9%と急増していることから、「ネット消費時間のデバイスシフトが推察される」とコメントしている。

増田 覚