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大学生のスマホ利用は“リア充”なほどアクティブ

カメラ・ゲーム・SNSなど――クロス・マーケティング調査

 クロス・マーケティングは、新1年生を含む大学生・短大生・大学院生を対象に、スマートフォンの利用実態を調査し、その結果を発表した。

 調査地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道、宮城県、愛知県、広島県の12都道府県。2014年3月14日~3月18日の5日間、インターネットを利用した調査で、1733サンプルを集計したもの。

大学生の3/4がスマホユーザー

 同調査によると、大学生のスマホ保有率は72%、フィーチャーフォンは23%となり、大学生の3/4がスマホユーザーであることがわかった。スマホでの用途は、通話(69.9%)やEメール(63.6%)のほか、チャット(61.3%)、SNS(61.3%)、カメラ(63.0%)、マップ(49.1%)、時刻表(60.6%)など他のデバイスと比較してもスマートフォンをメインに利用しているユーザーが多くいることがわかった。

 一方で、大学生スマホユーザーの84%がノートパソコンも保有しており、動画鑑賞(57.3%)や学習(33.8%)などはスマートフォンよりも、ノートパソコンをメインに利用している。また、音楽鑑賞は音楽プレーヤー(85.2%)、写真撮影はデジタルカメラ(81.3%)、ゲームはポータブルゲーム機器(76.9%)など、専門機器も保有しており、完全にスマートフォンを代替機としているわけではなく、使い分けて利用しているという結果になった。

スマートフォン保有者のその他のIT機器の保有率とそれらの使用用途(クリックして拡大)

彼氏・彼女がいるほうがアクティブに利用

 大学生のスマートフォン使用用途全体を通して、男性よりも女性のほうがポイント数が高く利用頻度が高いことがわかった。特に通話・チャット・SNSなどのコミュニケーション機能や、カメラ・アルバムといった写真機能は、女性のほうが積極的に利用していることが、結果から明らかになった。

 また彼氏・彼女の「有・無」による調査結果にも違いが出ており、全体的に「有」のほうがスマートフォンをアクティブに利用していることがわかる。たとえば、通話(有76.0%/無67.6%)、SNS(有67.7%/無58.8%)などのコミュニケーション用途のほか、カメラ(有68.3%/無60.9%)、ゲーム(有48.7%/無41.6%)などのエンタメ機能において、その差が顕著に表れている。

現在保有しているスマートフォンの使用用途<属性間比較> (クリックして拡大)

川崎 絵美