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仏Orange、「らくらくスマートフォン」ベースの海外モデル

仏Orange、「らくらくスマートフォン」ベースの海外モデル

 NTTドコモは、仏通信事業者France Telecom-Orangeに対して、富士通製のAndroid端末「らくらくスマートフォン F-12D」をベースとしたモデル「STYLISTIC S01」を供給する。

 「らくらくスマートフォン F-12D」は、2012年8月に登場した富士通製のシニア向けAndroid端末。Androidベースのモデルだが、Google Playは利用できない。「STYLISTIC S01」はこのモデルをベースに、メニュー画面や操作性を維持しつつ、フランスのユーザー向けにカスタマイズされている。Orange初のユニバーサルデザイン採用モデルとして、2013年6月にも登場する。

 「STYLISTIC S01」は、4インチ、800×480ドットディスプレイを搭載する。メインカメラは800万画素、サブカメラは30万画素となる。Android 4.0を搭載し、CPUはクアルコム製の1.4GHzシングルコア「MSM8255」となる。防水・防塵モデルでバッテリー容量は1800mAh。各種通信は、GSM/GPRS/EDGE/UMTS/HSPAのほかWi-fi/GPS/Bluetoothに対応する。大きさは130×64×10.9mm。

 ドコモでは、特徴的な国内メーカーの端末について、海外事業者での採用活動を行ってきた。今回の海外展開はその成果という。Orangeは、世界33カ国で携帯電話事業を展開しており、グループ全体の契約数は2012年9月時点で約1.7億人としている。

津田 啓夢