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Android向けSleipnir、すばやい検索を可能にした最新版が登場

Android向けSleipnir、すばやい検索を可能にした最新版が登場

 フェンリルは、Android向けのブラウザアプリの最新版「Sleipnir Mobile for Android 2.7」の提供を開始した。利用料は無料。

 今回提供が開始された最新版の「Sleipnir Mobile for Android 2.7」では、検索機能を拡充し、調べたいキーワードの入力の手間を省いて簡単に検索結果にたどり着けるようにする「ピックアップ検索」機能を搭載する。

 「ピックアップ検索」では、Androidに搭載されているインテント(共有)機能を利用する。例えば、ほかのアプリで見ているTwitterの投稿されたページに気になる語句が含まれていた場合、Androidのインテント機能を利用し、ページをまるごとSleipnir Mobileに送ることが可能。Sleipnir Mobileでは、受け取ったページに含まれているテキストをYahoo! JAPANのテキスト解析APIを利用して解析し、単語ごとにボタンとして一覧表示する。解析結果は重要度順もしくは出現順で並べ替えが可能。ユーザーは、気になっていた語句のボタンをタップするだけで簡単に検索できる。「ピックアップ検索」はほかのアプリからインテントで利用する場合だけでなく、Sleipnir Mobileで閲覧しているWebページに対しても利用できる。

 検索時は複数のキーワードを入力できるほか、サジェスト機能や検索エンジンの変更に対応。選択できる検索エンジンには「Yahoo! リアルタイム検索」も追加されている。検索ボタンを長押しすればバックグランドで検索結果ページのタブを開けるため、まとめて検索したい場合も便利な仕様になっている。

 同社では、「文字入力やコピペが面倒なスマートフォンで、より簡単に素早く検索結果に辿り着ける機能」と説明している。

 「Sleipnir Mobile for Android 2.7」ではこのほか、タブの読み込み数を制限し、メモリ消費を節約できる機能が追加された。フルスクリーン表示では、ステータスバーの表示・非表示が選択できるようになった。また、タブ復元時にUserAgentが復元されない問題が修正されている。

Androidのインテント(共有)機能を使い、ほかのアプリで表示しているテキストをまるごと「Sleipnir Mobile」に送り、解析できる
「Sleipnir Mobile for Android 2.7」でWebサイトを表示したところ
画面を長押しすると出るメニューで「ピックアップ検索」が選択できる
表示していたWebページのテキストが解析され、単語がボタンとして表示される。
ボタンを長押しすればバックグランドで検索タブを開ける
検索結果のページ。検索エンジンは変更可能

太田 亮三