国内メーカーの携帯出荷数、5カ月連続で前年割れに


 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2012年9月の国内携帯電話出荷実績を発表した。

 2012年9月の携帯電話出荷数は246万8000台。前年同期比は93.4%と、5カ月連続の前年割れとなった。このうち、スマートフォンのみに絞ると、出荷数は前年同月比151.8%の138万8000台で、9月の出荷に占めるスマートフォンの割合は56.3%となった。JEITAでは、フィーチャーフォンへの根強い需要から、スマートフォンは6割を割ったものの、前月に続いて好調であるとしている。

 出荷数を携帯電話とPHSの2種類に分けると、携帯電話の出荷数は前年同期比96.4%の238万1000台、PHSは前年同期比51%の8万7000台となった。PHSは2カ月連続で前年同期比を下回っている。

 なお、JEITAとCIAJが公表している出荷数は日本国内のメーカーが対象。Appleやサムスン電子、Huaweiなど海外メーカーは含まれていない。

 




(太田 亮三)

2012/11/13 16:52