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パソコンとタブレット、スマートフォンの市場動向~IDC調査
パソコンとタブレット、スマートフォンの市場動向~IDC調査
(2012/12/11 13:54)
IDC Japanは、世界におけるパソコンとタブレット端末、スマートフォンの市場動向レポートを公開した。
タブレットとスマートフォンが市場を牽引
IDCでは、パソコンとタブレット端末、スマートフォンを合わせて「スマートコネクテッドデバイス」としている。同市場における2012年第3四半期(7月~9月)の総出荷台数は、前年同期比27.1%増の3億360万台、金額ベースでは1404億ドル(約11兆5676億円)となった。
また、クリスマスなどの商戦期を迎える第4四半期(10月~12月)については、前年同期比26.5%増の3億円6200万台、金額ベースで1692億ドル(約13兆9404億円)と予測。パソコンが若干減少する一方で、タブレット端末とスマートフォンが需要を牽引するとしている。
シェア首位は2期連続でサムスン
2012年第3四半期(7月~9月)の結果をメーカー別に見ると、パソコンとタブレット端末、スマートフォンを合わせた市場のメーカー別シェアは以下の通り。
メーカー | シェア | 出荷台数 |
サムスン | 21.8% | 6610万台 |
アップル | 15.1% | 4580万台 |
レノボ | 7% | 2110万台 |
HP | 4.6% | 1400万台 |
ソニー | 3.6% | 1100万台 |
シェアは2期連続で、サムスンが首位、アップルが2位となった。アップルは出荷額でみると341億ドル(約2兆8071億円)、平均単価744ドル(約6万1246円)となり、金額ベースでは首位となっている。サムスン、アップル、レノボがシェアを伸ばした一方で、モバイル関連製品のないHPは前年同期の7.4%から4.6%にまでシェアを落とした。
PC減少しスマホが主役、平均単価が下落
このほかIDCでは、パソコンやタブレット型端末、スマートフォンの市場は2016年まで好調を維持すると予測。出荷数は21億台、金額ベースで7967億ドル(約65兆5843億円)に達するとしている。
同市場におけるパソコンは、2011年に39.1%を占めていたが、2016年には19.9%にまで下落するという。主役はスマートフォンで、2011年の53.1%から、2016年には66.7%にまで上昇するという。タブレットは7.7%から13.4%となる見通し。
しかしその一方で、需要がパソコンからスマートフォンなどに移行するため、平均単価も2011年の534ドル(約4万4000円)から、2016年には378ドル(約3万1000円)に下がると予測している。