窓の開閉をチェック、PHS内蔵の「お知らせ窓センサー」


 ウィルコムは、外部からの侵入者などで窓が開放されるとユーザーのメールアドレスに通知するPHSモジュール内蔵の「お知らせ窓センサー(WX04A)」を発表した。3月23日に発売される。月額525円の専用料金プランが用意される。

 「お知らせ窓センサー」は、PHSモジュールと磁気センサーを内蔵する本体部とマグネットを組み合わせたエイビット製製品。マグネットを窓に貼り付け、位置を合わせてサッシに取り付けると、窓の開放をチェックできるようになる。窓が開いた場合は、自動的にあらかじめ指定したメールアドレスへEメールが送信され、本体からは音声メッセージが再生される。メールアドレス登録などは、携帯電話・スマートフォン・パソコンからアクセスできる専用サイトで行う。このサイトにはパッケージにプリントされたQRコードなどからアクセスでき、IDとパスワードは本体のバッテリー部(電池駆動)にプリントされている。

 本体には、いったん検知をオフにするボタンが用意されている。このボタンを押すと約10分間、磁気の検知がオフになり、その隙に窓を開けて洗濯物を取り入れる、といった使い方ができる。ただし再度窓を閉めてマグネットが本体に近づいた時点で磁気検知が再開される。マグネットがセンサーに近づかなければ検知が再開しないことから、夏に窓を開放し続ける場合は、いったんオフにして、そのまま窓を開けっ放しにするだけ、ということになる。

 本体の大きさは約151×27×23mm、マグネットが40×23×7mm。マグネットの裏(外部から見える部分)にはセンサーが稼働していることを知らせるステッカーが配されている。本体とマグネットは両面テープで接着するが結露にも強い材料が用いられているとのこと。

 単4電池2本で動作し、1日あたり2~3回の通報動作を行った場合、半年程度稼働する。PHS圏外では利用できない。

 端末価格はオープンプライスだが、同社直販サイトでは0円で提供され、専用料金プランを契約する形となる。同プランの利用料は月額525円で、通知時のEメール利用料が含まれる。新規契約事務手数料は無料。また同プランを3年以内に解約すると、解除料5775円がかかるほか、年間契約の解除料が初年度4200円、2年目以降は2100円が別途かかる。もし初年度に中途解約すると、同プランの解除料5775円と年間契約の解除料4200円、あわせて9975円が発生する。また、ユニバーサルサービス料もかかる。

(関口 聖)

2012/3/21 15:15