IDC調査、2011年第2四半期の国内携帯出荷は震災の影響で前年割れ

　IDC Japanは、2011年第2四半期（4～6月期）の国内携帯電話出荷台数を調査し、結果を明らかにした。第2四半期の出荷数は前年同期比15.2％減の822万台となった。

　調査では、7四半期ぶりに前年割れとなった出荷数について、東日本大震災の影響で部品供給に問題が発生し、夏モデルとした端末の投入時期が大幅にずれ込んだことを原因に挙げている。

　一方、スマートフォンの出荷数は順調に拡大しており、2011年第2四半期の出荷数に占めるスマートフォンの割合は45.5％と、半数近くに上った。

　OS別では、Android端末は前年同期比で約6.5倍となる274万台が出荷された。iOS端末は前年同期比で約2倍の99万台。

　第2四半期に出荷された端末のメーカー別シェアは、3キャリアに幅広くスマートフォンを供給するシャープがシェア24.7％で1位を獲得し、21四半期連続でトップを維持している。2位はシェア19.1％の富士通東芝、3位は前四半期から続いてトップ3にランクインしたAppleで、シェアは12.1％。4位は京セラ、5位にソニー・エリクソンが続いている。

2011年第2四半期 国内携帯電話出荷台数 メーカー別シェア