EMA、認定サイトの運用管理体制状況を報告

　モバイルコンテンツ審査・運用監視機構（EMA）は、2009年度第3四半期の運用管理体制状況について報告を行った。

　今回明らかにされたのは、2009年4月～12月のEMA認定サイトの運用管理体制状況。EMAでは、2009年12月31日までに、認定を取り消したサイトを含めて、合計44のサイトを認定してきた。認定サイト全体の総会員数は約8192万人、1日あたりの総投稿数は約5309万件となっている。

　サイトパトロールに従事する担当者数は合計で1316名。ユーザーへの対応では、2008年7月のEMA認定制度開始から2009年12月31日までに、1日あたり合計5万5191件の対応が実施された。このうち、強制退会は2088件、一時利用停止・その他が4689件、投稿の削除が4万1790件、注意・警告が6624件（いずれも1日あたり）となっている。ユーザーへの対応件数は増加傾向にあるが、投稿を削除する対応が増加している。

ユーザーへの対応件数

　EMA認定サイトではユーザーからEMAに直接通報が可能となる窓口の設置が義務付けられている。2009年4月1日～2009年12月31日における通報状況は合計3822件。このうち、規約違反投稿などに関する情報は965件（25.2％）、認定サイトの運用管理体制に関する意見が590件（15.4％）、会員登録・退会などサービスに関する問い合わせが350件（9.2％）などとなっている。

　EMAでは啓発・教育活動も実施しており、認定サイトでは啓発・教育コンテンツ「ケータイ・インターネットの歩き方」の設置が義務付けられている。2009年4月1日～2009年12月31日における閲覧状況は約195万回となった。