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アキバのヨドバシやツクモにAIガイドロボット、ハタプロが開発

 ハタプロは、来店者にあわせて製品を案内するAI搭載のガイドロボット「ZUKKU」(ズック)を、東京・秋葉原の「ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba」と「TSUKUMO」12号店に試験的に導入する。ヨドバシAkibaは9月14日から、ツクモは15日から導入される。

 「ZUKKU」は、その場の状況を理解し、サイネージなどほかの機器と連携して情報配信を行えるAI搭載のガイドロボット。身長10cmと小型で、バッテリーを搭載し持ち運べるようになっているほか、IoT専用のSIMカードを内蔵しており、常時クラウドに接続、IBM Watsonをベースとしたハタプロのクラウドシステムにデータが蓄積され分析される。

 ヨドバシAkibaでは、ワイヤレスゲートと連携し、WiMAX契約とセットで購入するとおトクな家電製品を「おすすめセット」として、ターゲット別にニーズに合わせて提案する。HTML5で構築されたサイネージと連動し、音声だけでなく視覚的にも分かりやすくした。

 ツクモ12号店でも、家電製品をおすすめできるようにする。取得された行動データはクラウドで分析・可視化され、時間別の来店者の製品への興味の度合いといった情報も分析できるようになるという。また将来的には、売り場の需要予測、販促施策の立案、デジタルサイネージ広告配信の自動最適化なども実施できるようにし、製造や流通部分の効率化も行っていくとしている。