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サイバーダインとコヴィアが合弁、IoH/IoT分野で通信デバイス事業を展開
2017年8月7日 13:18
CYBERDYNE(サイバーダイン)とコヴィアは、合弁会社「CYBERDYNE Omni Networks株式会社」(サイバーダイン・オムニネット)を設立すると発表した。
サイバーダインは、ロボット技術を用いたデバイスやサービスを提供する企業。人の身体機能を強化するパワードスーツ「HAL」などを展開している。一方、コヴィアは情報通信機器の設計から製造までを手がける企業。医療向けなどのIoTデバイスも展開している。
両社の合弁となるサイバーダイン・オムニネットでは、コヴィアのIoT(Internet of Things)事業をベースとして、新たに「IoH(Internet of Humans)」に関連する通信、デバイス、サービス事業を展開するとしている。
具体的には、サイバーダインの治療用ロボットを利用する患者の身体状況や、センサーで収集した動脈硬化度などの「ヒトの情報」や、搬送・清掃用ロボットが収集する施設内の環境情報をはじめとした「モノの情報」を一元的に収集するためのデバイスを開発する。将来的には、デバイスから得られたデータを一元的に収集管理し、解析するシステムの構築を目指すという。
サイバーダイン・オムニネットはコヴィアが51%、サイバーダインが49%を出資。サイバーダインCEOの山海嘉之氏が代表取締役会長に就任する。