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OKWAVE、“格安スマホ”の疑問を解決するAIコンシェルジュをMVNO向けに提供

 オウケイウェイヴ(OKWAVE)は、スマートフォン向けにAIを活用したコンシェルジュサービスを開発し、MVNO向けに提供すると発表した。

 OKWAVEは、3500万件以上のQ&Aデータを機械学習して作成した人工知能(AI)「KONAN」を開発。ユーザーの質問に答える無料のWebサービス「あい」として提供している。MVNO向けのAIコンシェルジュでは、この仕組みを応用し、ユーザーがMVNOの端末を利用するときに疑問を解決するようなサービスになるという。

 提供形態はMVNOの要望に応じ、アプリへの組み込みやWebサイトなどを想定。端末やMVNO独自サービスの使い方や、料金体系に関する質問に対して、的確な答えを提供できるようにする。学習ソースとして、MVNOのサポート用FAQ集や、問い合わせのログなどを利用する。

 あわせて同社は、一部のMVNOが独自運用を開始する予定の顧客データベース「HLR/HSS」も解析の対象としたサービス開発を検討すると表明。こちらはHLR/HSSを自社運用で個人向けサービスを提供するMVNOがないことから、あくまで構想段階だが、SIMカードに紐付けられた契約内容や携帯電話の現在地、利用中の通信経路などをビッグデータとして解析することで、エンドユーザーにとって有用な情報を提供できるかを検討するという。