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楽天モバイル、開通までの時間を短縮~ドコモの「ALADIN」と接続して作業自動化

ALADINと接続して、楽天モバイルで受け取った情報入力の自動転送が可能に

 楽天は、NTTドコモから回線を借り受けて提供する携帯電話サービス「楽天モバイル」で、ドコモ側のシステムと自社のシステムを接続した。

 携帯電話回線を契約する場合、氏名や住所などの情報を登録して、開通の手続きを行うことで、契約した回線で通信できるようにする。ドコモの顧客管理システムは「ALADIN(アラジン)」と呼ばれるもので、これまでMVNOでは、ユーザーの契約情報を担当者がひとつひとつ、ALADINに入力している。この場合、手続きが多ければ開通まで時間がかかることもあった。

 楽天では今回、楽天モバイルのシステムとドコモのALADINをAPIで直接繋いで、運用を開始。楽天モバイル側に登録された情報がダイレクトにALADINへ反映されるようになり、開通までの時間の短縮が見込める。

 15日の記者説明会でプレゼンテーションを行った楽天モバイル事業担当の大尾嘉 宏人執行役員は「2月中には全ての店舗で開通作業の自動化を実現していく」と意気込んだ。

店舗にALADIN端末がなければセンターを経由していた