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クアルコムとTDKが合弁会社、自動車・モバイル向け無線関連製品

 米クアルコムとTDKは、合弁会社のRF360ホールディングスを設立した。新会社ではモバイル端末やIoT、自動車などに向けて、無線関連製品を提供する。

 RF360社は、ドイツ・ミュンヘンに本社機能を置き、欧州とアジアに研究開発施設と製造、販売拠点を展開するシンガポール法人。両社による合弁企業の設立は今年1月に発表されており、今回、その手続きが完了した。出資比率はクアルコムが51%、TDKグループのEPCOS社が49%。

 TDKから高周波関連事業が移管される新会社は表面弾性波(SAW)やバルク弾性波(BAW)など、世界各地の周波数帯に対応する無線フィルタやフィルタ開発技術を保有。モバイル機器向けの統合システム、IoT、自動車、コネクテッド・コンピューティングなどに向けて、高周波フロントエンドモジュール、RFフィルタなどを提供する。