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2年ぶりのらくスマ、「らくらくスマートフォン4 F-04J」

 「らくらくスマートフォン4 F-04J」は、主にシニア層をターゲットにした富士通製Android 6.0スマートフォン。2014年7月に発売された先代モデルとほぼ同じ仕上がりにしつつ、カメラ性能などを向上させ、Googe Playにも対応した。2017年3月の発売予定で、価格は新規・MNP時1万円台前半を見込む。

Pokémon GOも遊べるGoogle Play対応機種に

 先代モデルからの大きな変更点の1つは、カメラ。アウトカメラが裏面照射積層型CMOSの1310万画素と大幅に精細度をアップさせ、22mmの広角レンズにより広い視界で撮れるようになった。カメラ機能では、写真撮影でシャッターを切ったタイミングより前の3秒間を自動で動画記録し、写真閲覧時にその3秒動画も再生できるようにする。これにより、シニアの間ではあまり使われていないという動画撮影機能の楽しさを訴求したいとしている。

 Google Playに対応し、好みのアプリを追加できるようにもなった。らくらくスマートフォンシリーズにおけるGoogle Play対応は、2013年に発売された「らくらくスマートフォン プレミアム F-09E」以来。ユーザーのリテラシーがそれほど高くなくても、すでにスマートフォンを使っている家族など身の回りにいる人からアドバイスを受けられやすい環境になってきていることもあり、プリインストールのみにしてセキュリティを高めるより、多くのアプリを使えることがメリットになると判断した。人気ゲームアプリ「Pokémon GO」をプレイできないのが残念という声も多かったとのこと。

 ただし、らくらくスマートフォン間での買い替えニーズも高いことから、ホーム画面のメニュー構成などはあえて先代モデルを踏襲し、安心して使えるようにしている。

主な仕様

 ディスプレイは4.5インチ、720×1280ドットの有機EL。チップセットはarrows NX F-01Jと同じオクタコアSnapdragon 625(MSM8953)2GHzで、メモリ2GB、ストレージ容量16GB、バッテリー容量は2100mAh。防水・防じん、落下、振動、高温・低温動作など、MIL規格の14項目に準拠している。

 その他、FeliCa(NFCは非対応)と高品質な通話サービスであるVoLTE(HD+)にも対応。LTE通信は下り最大150Mbps、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2をサポート。microSDXCカードは最大200GBまで使用可能で、ワンセグも楽しめる(フルセグは備えない)。

 サイズは137×67×9.9mm、重さは約139g。ボディカラーはホワイト、ブラック、ピンクの3色で、ホワイトの表面はマットなタイプ、ブラックとピンクは光沢のあるタイプとなる。