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凸版印刷、スマホとVRを利用した販促ソリューション

 凸版印刷は、スマートフォンと専用ビューワーを用いて仮想体験を実現する販促ソリューション「VRscope」を開発、提供開始した。

専用のビューワーを用いた鑑賞イメージ

 「VRscope」は、360度パノラマの動画や静止画などのコンテンツをスマートフォンに配信。凸版印刷が独自開発したビューワーにスマホをセットして視聴することで、VR(仮想現実)体験を提供するもの。専用のビューワーは、没入感の高いボックスタイプと、製造・配布が容易なカードタイプの2種類が提供される。

 コンテンツの企画・制作から、配信までワンストップで提供され、高精細CG技術を活用したWebコンテンツやアプリ開発に対応している。また、ビューワーの素材選択や印刷デザインについても用途にあわせて選択できることを特徴としている。

 コンテンツの企画・制作・配信の基本料金は50万円から。ビューワー制作の基本料金は、ボックスタイプが1個250円、カードタイプが1個150円から(厚紙素材、1万個ロット時でデザイン代、印刷代は別)。

 凸版印刷では、本ソリューションをイベントや商品プロモーション、雑誌ノベルティ用などの利用を想定して、住宅、自動車、観光、出版などの分野の企業を主なターゲットとして販売し、2017年度に約10億円の売上を目指す。

石井 徹