個人のスマホを業務で、マカフィーのセキュリティシステム最新版


 マカフィーは、個人所有のモバイル端末を業務利用できる法人向けのモバイルセキュリティソリューション「McAfee Enterprise Mobility Management 10.0」(EMM10.0)の提供を開始した。

 EMM10.0は、端末と記録されたデータ、アプリ上のプライバシー保護などを包括的に提供する企業向けのモバイルセキュリティソリューション。EMM10.0より、従業員が個人所有するスマートフォンやタブレット端末も管理できるようになった。

 EMM10.0では、iOS対応メールのサンドボックス機能を利用して、個人メールボックスから社内メールの転送を防止するほか、iOSに対応したBlock iCloud Backupで、社内のデータをiCloudにデータを転送することも防ぐ。

 また管理者は、アプリケーションのブラックリストを作成可能で、AndroidとiOSのアプリを定義、ブロックできる。このほか、1つのEMMサーバーで1万5000台のデバイスの管理を実現している。

 このほか、Android向けセキュリティアプリ「McAfee VirusScan Mobile Security」の新バージョンが公開された。国内では4月に提供される予定。

 

(津田 啓夢)

2012/4/3 12:56