au、法人向けスマホ管理サービス「エクストラメニュー」

　KDDIは、法人向けにauのAndroidスマートフォンを管理できるサービス「エクストラメニュー」を9日より提供する。

　「エクストラメニュー」は、auのAndroidスマートフォンを利用する法人ユーザー向けの新サービス。既存の法人向けセキュリティサービス「KDDI 3LM Security」でも端末管理機能は用意されているが、そこでカバーしきれていない部分を補うサービスとして「エクストラメニュー」が提供されることになった。「エクストラメニュー」の各種機能は、オプティムが提供するサービスをベースにしている。オプティムのサービスは、個人向けの「安心セキュリティパック」で導入されており、今回はその法人版ということになる。

　複数のスマートフォンに対して、アドレス帳や設定情報、ブラウザのお気に入りなどを一括でバックアップできるほか、Wi-Fi設定やアドレス帳データ/ブラウザのお気に入りデータの追加を遠隔で操作できる。このほかメモリカードやWi-Fiの接続先の制限、Webフィルタリング発信先番号制限なども可能。社員のAndroidスマートフォンへメッセージ一斉同報配信ができ、開封状況まで確認できる。このうち業務連絡（メッセージ一斉配信など）と発信先番号制限は4月より提供される。

　月額利用料は1台あたり月額315円。なお、法人向けセキュリティサービス「KDDI 3LM Security」とセットで利用すると、利用料が105円割引される。「KDDI 3LM Security」のベーシックプラン（1台315円）とのセットでは月額525円、アドバンスドプラン（1台840円）とのセットでは月額1050円となる。また、セット利用では、「エクストラメニュー」初期費用（1契約1000円）が無料となる。なお中小法人向けの新サービス「スマートバリュー for Business」と組み合わせて利用する場合は、特に料金の割引はない。1契約あたり1万台まで利用できる。

　3月16日までに申込書が受領された法人ユーザーは、キャンペーンとして、4月分までの月額利用料が無料となる。このキャンペーンは条件に合致する法人ユーザーへ自動適用される。