検索と連携したモバイルEC向けFlash自動生成ソリューション


 株式会社アイ・ブロードキャストと、ナレッジワークス株式会社は10日、モバイルECショップ向けに、検索と連携してFlashコンテンツを自動生成する「ViViっとFL Flash Navigation for Mobile」(以下「ViViっとFL」)を共同で開発したと発表した。価格はASPサービスの場合で初期導入費用5万円、月額費用4万6800円から。

 「ViViっとFL」は、アイ・ブロードキャストの携帯端末向けFlash自動生成・配信サーバー「snaprecFL」と、ナレッジワークスの検索プラットフォームサービス「SCOPE」および「ViViっとサーチ」とを連携させたサービス。利用形態は、ASP型とサーバーライセンス型の2つから選択可能。ASP型の場合、初期導入費用5万円、月額費用4万6800円から。サーバーライセンス型は個別見積もりとなる。

 「ViViっとFL」では、PCサイトのコンテンツと連携してモバイルサイトのコンテンツも自動更新されるため、モバイルサイトのコンテンツ作成コストと運営の負荷が軽減できるとしている。また、各携帯端末ごとに最適な画像を配信する画像自動変換機能も搭載した。

「ViViっとFL」で採用している、アイ・ブロードキャストの携帯端末向けFlash自動生成・配信サーバー「snaprecFL」の利用イメージ。PC向けサイトの画像から携帯向けのFlashコンテンツを自動生成する

 「ViViっとFL」のSEO対策としては、Flashページと対になるHTMLページも用意する「LPOマルチエントランス」機能を搭載。これにより、大手検索エンジンのクローラーに認識させ、キーワードに最適化されたHTMLページを外部からの集客するLPO(Landing Page Optimization=ランディングページ最適化)が可能になる。キーワードや検索結果に応じて動的に最適な絞り込みを行う「動的ナビゲーション」機能も装備した。

 また、Flashを利用することで、目的の商品を視覚的・直感的に選びやすくなり、画面に商品の詳細画像や商品情報を提示することによって、ページ遷移による離脱率を下げ、商品購入率向上に結び付けることが可能だとしている。

 アイ・ブロードキャストとナレッジワークスによれば、両社はすでに株式会社ビックカメラのモバイルサイト「モバイルビックカメラ.com」において共同でソリューションを提供、「ViViっと FL」は同ソリューションに基づいて生まれたものだという。

 なお、アイ・ブロードキャストとナレッジワークスは11月11日から13日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「デジタルマーケティングNEXT2009」に出展。「ViViっと FL」のデモンストレーションを行なう。

(工藤 ひろえ)

2009/11/11 06:00