本日の一品

まるで巨大歯ブラシな「ビッグボディブラシ」

 ブラシという道具がなぜこの地球上に存在するのか考えたことがある人はどのくらいいるだろうか? モノを磨いて綺麗にする道具、ブラシは歴史の進展や文化の進化につれて、数多くのバリエーションが存在している。人間が生まれて最初に使うブラシは、おそらく歯ブラシだろう。

ホテルの朝にはよくお世話になる歯ブラシと小さな歯磨きチューブのセット?

 歯ブラシの歴史はその起源を遡れば、おそらく紀元前数千年近く。当時の歯ブラシは今の形とはほど遠いもので、数百年くらい前には現代の歯ブラシの原型が登場したとされている。

 なぜ歯ブラシを使うようになったのだろうか? もちろん人類の歯の形状や腕、指先の器用さなどが影響していることは自明だが、それまで使っていた麻の布よりもブラシの方が、歯の隅々まで、より綺麗に磨けたのだろう。

小さすぎるドローン?

 洋服ブラシもや靴ブラシも、その目的は歯ブラシと同じく、物陰や裏側、狭いところの埃やゴミ、汚れを綺麗に取り去ることが目的だ。目的が同じ商品なら、歯ブラシの形をしたボディブラシがあっても良いのではという発想で登場してきたのが今回ご紹介する「ビッグボディブラシ」だ。

 長さは同じく人が使う一般的な「孫の手」と同サイズの約400mm。感覚的な立体感は一般的な歯ブラシサイズの縦横高さの全てが2倍の実質8倍くらいのイメージだ。多少なりとも無理をすれば、超大きな口の持ち主であれば、このビッグボディブラシで歯を磨けないこともないが、ここは無理をせずにボディブラシとしてお風呂タイムを楽しむのがベストだろう。

一般的な歯ブラシと比べると体積比では8倍くらいありそうなビッグボディブラシ

 売れ筋のボディブラシなら持ち手が天然木でブラシは豚毛などだろうが、残念ながらビッグボディブラシは、柄の部分は安価なポリプロピレン、ブラシ部分はナイロン製だ。一般庶民の我々サラリーマンが国内出張で利用するビジネスホテルに備え付けの歯ブラシそのままのイメージだ。

 違いはブラシサイズの大きさだけ。筆者は赤のボディカラーのビッグボディブラシを購入したが、ボディカラーには青色もあるようだ。パッケージのコピーを見ると、「ソフトな手触り!」にあるように、柔らかなナイロンのブラシがウリらしい。

 お風呂で便利に使えるように、バスルームの壁面に吊り下げる為のフックも付属している。吸着面を風呂の壁面に押し当て、フック部分を90度下側に倒すと、壁面に吸着する便利な機構付きのモノだった。

スグレモノのフックでビッグボディブラシをバスルームの壁面に吊り下げる

 さて、今日からお風呂では気に入っていた「ケロリンのナイロンボディタオル」を少しだけお休みして、ビッグボディブラシを使ってみよう。

 パッケージからビッグボディブラシ専用のフックを取り出そうとパッケージの底を開けたところ、あと2つほど不審なコピーを発見した。そこには「かゆいところに手が届く!」というのと、もうひとつ「サッシもピカッ! 掃除にも!」だって。

ゆったりとバスタブに使って、背中をカキカキするのも気持ちよさそうだ
製品名購入元購入価格
ビッグボディブラシ秋葉原のセルスタR950円(税込)

ゼロ・ハリ