本日の一品

スタンドとしても使える、装着するだけでスマホが握りやすくなるグリップ

 薄型軽量化が著しい昨今のスマホだが、こと握りやすさについては、かつてのガラケー(フィーチャーフォン)と比べても、逆に退化しつつある。大画面化に伴って横幅が広がっていることに加え、現在のスマホは左右どちらの手でも操作できるユニバーサルデザインを採用しており、グリップしづらい形状であることも一因だ。

装着幅8mmの「BoneGrip8」と9mmの「BoneGrip9」各1個がワンセットになっている
やや弾力のある素材で、ホコリを吸着しやすいのがややネック

 そんなスマホの握りやすさを劇的に向上させてくれるのが、今回紹介する「ボーングリップ」だ。この製品をスマホの縁に取り付ければ、握ったときの人さし指~小指にフィットする起伏によって、スマホを片手でしっかりとグリップできるようになる。うっかり手が滑ってスマホを落とす事故も防げるというわけだ。

横から見たところ。カールした部分にスマホを挟み込んで使用する
握った際にフィットしやすいよう起伏がつけられている

 やや弾力のある素材でできており、厚みさえ合えばケースの上からでも取り付けが可能だ。パッケージを見る限りではiPhone 6/6sを想定しているようだが、とくに形状的な制約はなく、あくまで厚み次第ということになる。本体の左右を問わず取り付けられるので、右利きでも左利きでも、持ち手に合わせて交換できる。

これはiPhone 5sに取り付けたところ。握った際のホールド感が向上する
背面側から見たところ。もちろん反対側にも取り付けられる

 スマホで何らかの操作を行う時は、無意識に何通りもの握り方をしているのが常であり、利用シーンによって本製品を非常に便利に感じることもあれば、その逆の場合もある。これがスマホ全体を覆う保護ケースだと、そのたびに取り外せず不便さを感じやすいが、本製品は着脱が容易なので、不要な時はすぐ取り外せる。また卓上で動画を鑑賞する場合はスタンドとしての利用も可能だったりと、活用できるシーンは多い。

スタンドとしても利用できる。若干の傾斜がついており動画鑑賞などに最適だ
厚みさえ合致すればたいていのスマホには取り付けられる

 ちなみに販売方法はやや特殊で、通販で入手できるのは8mm厚と9mm厚に対応した2種類が同梱されたパッケージのみ、店頭で入手できるのは単品パッケージのみとなる。手持ちのスマホが8mmと9mmのどちらにフィットするかは装着してみないと分かりにくいので、筆者としては2種類が同梱された通販用のパッケージをおすすめしたい。

製品名販売元購入価格
ボーングリップ 2サイズセットエーアールユー1600円

山口 真弘