本日の一品
ゲーマー以外にもおすすめな高機能ヘッドセット「Sound BlasterX H7」
(2016/3/23 06:00)
筆者の自宅のPCオーディオ環境は、安価なスピーカーしかなく、非常に質素。音質について気にするタイプでもないが、あまりにもチープでゲームに没入できないところもあり、改善したくなってきた。
ただ、アパート暮らしのため、本格的なスピーカーシステムを導入して大音量でゲームプレイしようものなら、近所迷惑になるのは目に見えている。なので、クリエイティブメディアのゲーマー向けブランド「Sound BlasterX」のヘッドセット「Sound BlasterX H7」を購入。音楽はさほど聞かないので、ゲーム寄りの機能を備えている点を重視した。
「Sound BlasterX H7」は、アナログ/USB接続に対応するヘッドセット。ヘッドホンは密閉型で、肉厚で柔らかめのイヤーパッドとヘッドバンド、強すぎない側圧のおかげで着け心地はなかなか良い。Lサイズの帽子も入らないことがあるほどデカい頭の筆者でもこんな感想なので、大抵の人はほぼストレスを感じないだろう。
ヘッドホンにはボリューム調整などを行えるインラインリモコンがつながっており、リモコンにアナログ接続用の4極3.5mmヘッドフォンジャック、USB接続用のmicroUSBポートを備え、ここから付属のケーブルを接続して使う。付属のアナログケーブルは0.8メートル、USBケーブルは1.5メートル、リモコンとつながったケーブルは0.4メートルと、長すぎず、短すぎずのちょうど良い長さだ。なお、インラインリモコンは取り外せないが、マイクは着脱可能となっている。
本製品は、WindowsパソコンなどとUSB接続した時に本領を発揮する。24bit/96kHzのハイレゾサウンドに対応できるようになるうえ、無料のソフトウェア「BlasterX Acoustic Engine Pro」を使用することで、7.1chバーチャルサラウンド出力も可能になる。ヘリコプターのアイコンを動かすと、その方向と距離によって音が変化するというバーチャルサラウンドテストを実施してみたところ、効果はすぐに実感できた。左右だけでなく、右前方の遠く、左後方すぐ近く、といった音も認識できるくらいにリアルで面白い。
本アプリでは、サラウンド効果を調整する「Surround」、音をクリアにする「Crystalizer」、低音を強調する「Bass」など5種類のエフェクトの調整や、オン・オフ切り替えが可能。これら各項目の調整値がアクションやFPS、RTSといったゲームジャンルごと、あるいは音楽、映画などに向いた“オーディオプロファイル”としてあらかじめ複数用意されている。
基本的にはこれらの中から選んで使えばOKだが、筆者としては「Surround」と「Crystalizer」を強めに効かせたはっきりとした音も聞きやすくて好み。他にもイコライザー機能やボイスチェンジ機能が用意され、ゲームプレイ中のボイスチャットも気兼ねなく使える。
今までのオーディオ環境が質素すぎただけというのも大きいが、これによって間違いなくサウンドのクオリティが大幅アップ! 音に関して細かな違いがわからない筆者ではあるものの、普段なら気にも留めないような音もクリアに聞こえ、ゲームによりのめりこみやすくなったのは実感できた。まさしくゲーミングデバイスらしいデザインなので好みが分かれそうだが、ゲームに限らず動画や音楽も自分好みの音質で聞きやすくなるので、ゲーマー以外にもぜひともおすすめしたい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Sound BlasterX H7 | クリエイティブメディア | 2万304円 |