本日の一品
「ふせんタワー」と「葉っぱの付箋」で緑に癒されながらToDo管理
(2015/12/14 06:00)
付箋(ふせん)には、ToDo管理やメモのために自分だけで使う付箋と、会社などのグループで連絡事項を共有するための付箋という二通りの使い方がある。
しかし、一般的には付箋はそういう切り分けはない。自分のために使う付箋も他人のために使う付箋も、特に区別なくまったく同じように「付箋」として売られている。
文房具好きの中には、自分のために使う付箋にはお気に入りのオシャレなアイテムを使い、会社などの共有エリアではごく事務的なそっけない付箋を使う人もいるだろう。
今回ご紹介する「ふせんタワー」と「葉っぱのような付箋」はそれぞれ全く別個の商品として販売されている。
マーナの「ふせんタワー」は植木鉢から、てっぺんに双葉だけが生えた茎が長く伸びたような形をした商品だ。予定やToDoなどを書き込んだ付箋をふせんタワーの平らな茎の部分に張り付けていく要領だ。
会社や自宅でパソコンを使っているユーザーなら、ディスプレイの周囲がこのふせんタワーの役割を担っていることもあるだろう。
ふせんタワーには、一般的な長方形の付箋ブロックが付属している。3枚ほど貼ってみると、それなりに雰囲気は出るが、やはり付箋が目立ちすぎて、タワーの存在意義が薄れてしまいそう。あまりにも事務的で、面白みがなく味気ない感じも否めない
ふせんタワーの下部に付属する植木鉢のようなカップはペン立てにも使えるようだ。20cm以下の筆記具であればそれほど違和感なく10本くらいは収まる形状だ。
一方、別メーカーの提供する「葉っぱのような付箋」は、その名の通り葉っぱを模したリアリティの高い付箋紙だ。50枚で1ブロックで、1枚の付箋はかなり薄い。両面に葉っぱの葉脈などが細かく印刷されている。
葉っぱの表面と裏面はどちらも同じ作りで、ちょっとくすんだグリーン系の色をしている。表面のコーティング剤の関係か、水性系の筆記具ははじかれて書きにくい。油性ボールペンなどが最適だろう。
一般的な付箋と比較して、筆記するインクカラーと紙面との明度差も少なく、描いた文字や絵が遠くからではくっきりとは見えない傾向がある。これは意外と悪いことではなく、より葉っぱが自然な感じに見えて、付箋タワーの茎でもあるバーに貼り付けても自然に見える。
実際に葉っぱの付箋にいくつか予定やToDoを記述してみて、ふせんタワーに貼り付けてみたところ、これがすこぶる良い感じなのだ。
葉っぱのような付箋は糊の粘着性が低いのか、それとも在庫時に弱くなってしまったのかそれとも、粘着部分をしっかりとふせんタワーに貼り付けないと、自重で植木鉢の中に落下することがあった。いつまでもやらなければならないToDoを放ったらかしにしている筆者が悪いのかもしれない。
考えようによっては、時間経過とともに自然落下する葉っぱのようなカウントダウン付箋は、従来の文具系の常識を覆すようで意外と新鮮だ。早くToDoを終えないと自然落下して、しくじってしまう付箋。運が悪いと、書き留めた人からの頼まれごとも自然落下して植木鉢に落ちて忘却の彼方へ。
そのくらいの“ゆる~いToDo管理”が付箋には向いているのかもしれない。所詮この世では、山よりでっかい獅子は出ん。現実世界ではそれほどビックリするようなことが起こることはないのだから、まあゆるりゆるりと参りましょう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
ふせんタワー ハッパ | マーナ | 982円(税込) |
葉っぱのような付箋(50枚10セット) | ノーブランド | 1680円(税込) |