本日の一品

クリップ型活動量計「UP move」でこっそりライフログ管理

 6月に開催される自転車のイベントに出ようと考えている。富士山の麓にある公園から五合目まで登るという道のりで、こうした上り坂メインのコースでは一般的に体が軽い方が良いタイムが出やすい。しかし筆者の体重は重めなので、体を絞る必要が出てきた。

「UP move」。硬貨のような本体が、衣服などに固定できるクリップに収まった状態でパッケージされている
本体だけならこんなに小さい

 まずは普段の摂取カロリーと消費カロリーのバランスをチェックし、運動を増やすか食事を減らすかといったことを考えたい。そういう時に活躍するのが活動量計だろう、ということでJawboneの「UP move」を購入してみた。

本体とクリップのほか、電池、電池交換時に利用する工具も同梱
電池、クリップを全て含めても14グラムと非常に軽く、身に付けていても重さは気にならない
ズボンのベルトやポケットに着けると目立ちにくい

 従来の活動量計「UP」シリーズは腕に装着するリストバンド型のフォルムだったが、今回のUP moveはクリップ型と、毛色が異なる。衣服などに取り付けて使用するため、リストバンド型だと周りの目が気になるという人でも抵抗なく使えそうだ。

 電源はCR2032型の電池を1個使用。最長約6カ月間も連続使用できるらしいので、電池交換の手間があまりかからないのはうれしい。ちなみに本体をクリップから取り外し、腕に巻ける専用リストバンドに付け替えることも可能だが、そのリストバンドが別売りかつ品薄で入手しにくい状況なのは残念だ。

シャツの胸ポケットに付けるのもアリだろう

 本製品を衣服などに装着して行動するだけで、歩数や睡眠に関するデータを記録でき、UPシリーズ共通のライフログ管理アプリ「UP by Jawbone」(Android/iOS両対応)をインストールしたスマートフォンとBluetooth連携することで、それらデータの閲覧が可能になる。

ペアリング設定時に表示される説明に従って操作しよう
身長体重などのプロフィール、1日の歩数や睡眠時間の目標などを設定してから利用開始
本体を一度クリックすると現在稼働中のモードをアイコン表示してくれる

 また、睡眠ログを取るには本体を長押しして運動と睡眠のモードを切り替える必要がある。リストバンドを付けて寝た方が精度の高いログを取れるそうだが、リストバンドを入手できなかったため、現在のところは寝間着の袖口に付けて対処している。

 本製品のアプリが言うには、もうちょい栄養を取りつつ運動もしろ、とのこと。ただこれ以上運動する時間は増やせないので、カロリーを減らしつつ栄養も取れるヘルシーな食生活を心がけようと思う。自転車のイベントまで残り2カ月、お手頃な価格なわりに機能が充実している本製品を駆使して減量を成功させたい。

左から睡眠時間、歩数の達成度合い、食事の摂取カロリー・栄養バランスの点数を表示。各項目の詳細も閲覧・編集できる
睡眠ログの詳細では浅い眠りと深い眠りの時間などを閲覧可能。ちょっと睡眠時間が短いかも……?
歩数ログの詳細では、歩数以外にも消費カロリーなども表示。別途運動した記録も手動で付けられる
摂取した食品・料理は、キーワード検索などでカロリーや栄養素のデータを簡単に登録できる
総摂取カロリーや足りない栄養素もチェックOK。食物繊維が全然取れていない……
製品名販売元購入価格
UP moveJawbone6240円

藤縄優佑