本日の一品

短小・小太りの「OHTOシャープペンシル2.0」は可愛くて使いよい!?

 学生から社会人まで万遍なく使われている筆記具に「シャープペンシル」がある。ご存知のように芯の繰り出しをメカニカルに行う鉛筆の仲間だ。芯が全て磨り減ってしまったらリフィル芯を交換補充して、またまっさらの鉛筆のように使うことが出来る。

筆者愛用のOHTOシャープペンシル2.0。ペンクリップ付きもある

 シャープペンシルは鉛筆のように芯を覆ってる木材を削って芯先を出す必要もないので、削りカスが出ることもない。使いやすい構造だが、やはり鉛筆の、とりわけ芯の太さ2mm前後のものでなければ表現できない細かなニュアンスもある。なのでシャープペンシルにも、鉛筆のように太さがさまざまあり、鉛筆の芯だけをそのまま利用するイメージの「芯ホルダー」という商品も各社から発売されている。

 今回ご紹介するOHTO社の「シャープペンシル2.0」は、芯ホルダー用の2mm芯を筆記感覚を、ノックで芯繰り出しをできる便利なシャープペンシル的メカを採用して実現したものだ。

 筆者の所有している十数本のシャープペンシルの平均直径(軸の太さ)は9.38mm、長さが142mm。同じく筆者の所有している多くの鉛筆の平均直径は7.06mm、新品の鉛筆の芯先を露出させるまで削った平均長さが170mmだ。

シャープペンシルの仲間には芯の直径が0.2mmくらいから最大はスケッチペンの55mmくらいまでがある。右端は今回のシャープペンシル2.0で芯の直径は2.0mmだ

 一方、シャープペンシル2.0は、実測したところ、直径は10.35mm、長さは136mmだった。明らかにシャープペンシル2.0は短小・小太りだが、実際に手に持ってみると極めて使いよく愛着のわくデザインなのだ。

鉛筆代わりに使う芯ホルダー専用のステッドラー社の芯は実測で直径2.1mm

 シャープペンシル2.0を「芯ホルダー」と考えるか「シャープペンシル」の仲間と考えるか、人によって意見は分かれるかもしれないが、筆者はシャープペンシルだと考えている。そして外装イメージは鉛筆と極めてよく似せて木軸で作ってあるなかなかのこだわりアイテムなのだ。

 芯の直径が0.2mmや0.5mmなら、それほど芯先を尖らす必要は無いが、さすがに鉛筆の芯と同じ直径2mmの太さとなると、筆記して芯先が丸くなってくれば、鉛筆のように芯先だけを尖らせる必要があるだろう。

真鍮製のシャープペンシル2.0専用の芯削り。削りカスが散らばらない
内部にある斜めの4面の壁で芯先が綺麗に円錐形に削れる仕組みだ

 シャープペンシル2.0には専用の真鍮製の「蓋付き簡易芯研器」に加えて真鍮製「替芯ケース」やコンパクトな布製の「ロールペンケース」も発売されている。限定商品だったのか、OHTO社のシャープペンシル2.0に真鍮製の簡易芯研器、替芯ケース、ロールペンケースをキットしたギフトセットは、ほとんど売り切れ状態のようだ。今なら各商品を個別にも買えるので、お好みに合わせて必要な物を自分のチョイスで揃えることも可能だ。いずれもきわめて人気のアイテムなのでお買い逃がしのないように。

交換芯を収納できる真鍮製専用芯ケースも別売されている
シャープペンシル2.0の全ての関連オプションを収納できるロールペンケース
くるくると丸めると極めてコンパクトで手触りも優しく、是非揃えたくなるアイテムだ
製品名販売元購入価格
木軸シャープ消しゴム付2.0OHTO734円

ゼロ・ハリ