本日の一品
Siriも操作できるBluetoothヘッドセット 「TONE ULTRA HBS-800」
(2014/11/18 06:00)
おそらく、どのスマートフォンにもBluetooth機能が搭載されているはずだ。Bluetoothの最も有効な使い方は、Bluetoothヘッドセットと接続して、ハンズフリーで通話をしたり、音楽を聴いたりすることではないかと思う。筆者もその利便性にあやかりたく、これまでにいくつかのBluetoothヘッドセットを試してみた。でも、どうもしっくりくるものに出会えずにいた。
だが、今使っているLGエレクロニクス製のHBS-800は、なかなかイイ感じだ。まず、首にしっかりぶら下げられる形状がいい。人間工学に基づく「3D NeckBehind」とかいうデザインを採用しているそうで、ずっと首にかけていても気にならない。音楽を聴きたいときや、電話を着信したときにだけ、イヤホン部を耳に挿せばいいという仕様だ。
Bluetoothヘッドセットは、インイヤー型イヤホンがケーブルでつながっているタイプ、あるいはオーバーヘッド型が多いのではないかと思う。前者は軽量で持ち運びに適しているが、歩いたり、走ったりしているときに外れてしまうこともある。また、使いないときに首にかけっぱなしにしておくというわけにもいかない。オーバーヘッド型は、使わないときは首にかけたままにできるが、イヤホン部のサイズによってはかさばる。LGの方に聞いたところ、このHBS-800、欧米では大ヒットしているらしいのだが、実際に、使い勝手では他モデルをリードしているように思う。
通話ボタンや再生ボタンは凸状になっているので、手触りだけで素早く押せる。右側面にある巻戻し/早送りキーや、左側面にある音量キーも、慣れてしまえば直感的に操作できる。筆者はオーディオ通ではないので、微細な音質の差を聞き分ける耳は持っていないが、音質にも十分満足している。オンにしておくだけで、周囲の雑音を聞こえにくくするノイズキャンセリング機能も備えている。JBLの高音質化技術を利用し、aptXという高音質形式にも対応しているので、音楽をメインで楽しみたい人にも適していると思う。
筆者は、さほど電話を使うことがないので、HBS-800は主に自宅で音楽を聴くときに利用している。使っているうちに気づいたのだが、着信や通話終了に使う通話ボタンには、音声コマンド機能も割り当てられている。iPhoneやiPadとつなげているときに、このボタンを押すと「Siri」が起動し、例えば「音楽を聴きたい」と話すと、「ミュージック」アプリが起動する。「次の曲」「○○○○の歌を聴きたい」などと話して再生曲を切り替えることもできる。筆者は、iTunes Storeで購入した楽曲をiPad Airで管理している。そのiPad Airを机や棚に置いたままで、声だけで選曲したり再生したりできるわけだ。これ、すごく快適。なお、音声コマンド機能は、端末側の機能に依存し、多くの機種では、声で電話を発信したりできるようだ。
なお、HBS-800との接続互換が確認されている機種は、LGのWebサイトで確認できる。LG製のスマートフォンだけでなく、ほとんどのメーカーの端末に対応しており、iPhoneでも利用可能。ここに「iPad」の名前はないが、iOS 8にアップデートしたiPadでも問題なく接続できている。
充電はUSBケーブルを介して行う。充電時間は最大2時間、連続待受時間は最大500時間、連続通話時間は最大10時間、連続音楽再生時間は最大10時間だ。実際に使っている感覚としては、2~3日に1回充電すれば十分という印象。操作を女性の声でアシストしてくれる機能もあり、電池が少なくなってきたときには、声で知らせてくれる。これも便利だ。Bluetoothヘッドセットの中では、高価格帯に属する製品だが、愛着を持って、長く使い続けられるアイテムだと感じている。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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LG TONE ULTRA HBS-800 | au Online Shop | 1万4904円 |