本日の一品

時計盤がアナログな高性能スマートウォッチ

「Martian Watches」は複数のラインナップがあり、これは文字盤が丸い「Martian Victory Watches」というタイプ。バンドはラバー製で生活防水仕様

 電話やメールの着信、SNSのメッセージの受信やリマインダーの通知など、スマホで受信した情報をBluetoothで転送して表示できるスマートウォッチは、スマホをいちいち引っ張り出さなくとも、仕事中や会議中でも気兼ねせずこ、れらの情報をチェックできるツールとして、いま注目を集めている。そんな中、これまでのスマートウォッチにあまりない特徴を引っさげてデビューしたのが、今回紹介する「Martian Victory Watches」だ。

 本製品の特徴は、なんといっても「時計の文字盤がアナログ」ということだ。画面全体が液晶のSmartWatch2 SW2やGALAXY Gearに代表されるように、多くのスマートウォッチではスクリーンが完全にデジタル化されており、本製品のように長針と短針で時刻を通知するアナログタイプは希少だ。従来の腕時計と変わらないルックスは、他人の目を気にせずにメールやSNSの情報をチェックするのにはぴったりといえる。

一般的なスマートウォッチと異なり、文字盤がアナログであることが特徴。通知ウィンドウはその下部にある

 スマホメーカーが発売している製品と異なり、連携可能なスマホの縛りが緩いのもメリットだ。具体的には、iPhoneもしくはAndroid向けに専用アプリ「Martian Watch Alerts」が用意されており、これらと連携して情報を表示できる。Bluetooth 4.0にいち早く対応しているのも見逃せない。

充電用のmicroUSBコネクタは奥まっているため市販のmicroUSBケーブルは差し込めず、添付のUSBケーブルを持ち歩く必要がある。実質的に専用ケーブルと大差ないのが惜しい
本体左側面。2つのボタン(コマンド、セレクト)がある
腕につけてもあまりスマートウォッチらしくない。ちなみにスマホのカメラのシャッターをリモートで切る機能もある

 電話やメールの着信、リマインダー、カレンダー、さらにTwitterのツイート、Facebookのメッセージを通知できることに加え、かかってきた電話を受けてそのまま腕時計に向かって話せる通話機能も備える。通話機能の実用性はともかくとして、昨今のスマートウォッチの中でもかなり進んだ印象を受ける。アプリを追加して利用する楽しみこそないが、日本語へのローカライズもほぼ完璧で、実用性はかなり高い。

本体左側面下のボタンを押すと通知ウィンドウに情報が表示される。ちなみに96×16ピクセルで、全角換算で6文字分が表示できる
日付表示。時計の文字盤ではなくこちらに表示されるのは珍しい

 電話やメールなどの着信を知らせる通知領域は1行(96×16ピクセル)しかないので、情報はスクロールして表示されることになるが、本製品に似た機能を持つカシオ「G-SHOCK」のBLUETOOTH WATCHのように表示文字数が半角数文字分しかないといった窮屈さはない。漢字表示にも対応するので、発信者名などがきちんと表示されるのも利点だ。

気温および天気も表示できる
メール受信時の表示。これは2通まとめて受信した状態だが、1通のみ受信した場合は発信者名も漢字で表示される
本体左側面上のボタンを押すことでかかってきた電話を受け、そのまま時計に向かって話すことが可能。この画面のようにiPhoneの音声コントロールを使うこともできる

 重量はそこそこあるので“着用していることを感じない軽さ”を求める人には合わず、むしろ腕時計ならではの存在感を求める人向けの製品ということになるが、電池が切れると時計としての機能も果たせなくなる多くのスマートウォッチと異なり、時計部分の電池寿命が約2年持つのはメリットだろう。実売3万円台と少々値は張るが、汎用性は高く、ガジェット欲をかき立てられる一品だ。

iPhoneと連携するためには専用アプリ「Martian Watch Alerts」を利用する。時計を鳴らしてどこに置かれているかを見つける機能もある
通知可能項目の一覧。個別にオンオフができる。iPhoneはGmail以外のIMAP対応アカウントの一部も利用可能
その他の設定。他のスマートウォッチと比較しても制御できる項目は細かい
製品名販売元購入価格
Martian Victory Watchesヴェルト3万4650円

山口 真弘