本日の一品
覚悟を決めたいあなたに、GPS・ハートレート付き腕時計
(2013/9/17 06:00)
太もものセルライトが尋常じゃない盛り上がりを見せている。お腹周りの肉はパンツの上に乗っかる感じになってきた。順調にすくすく成長している筆者の肉体だが、この程度ではダイエットを決断する動機になりえないのが、不惑に近づきつつあるオトナの証しと言えるかもしれない。
でも、ランニングをして余計な脂肪を落としたいとは常日頃思っているわけで、気持ちをそこへ持っていくためには、別のきっかけが必要なのだと考えた。つまり、新しい遊び道具がほしい……そんなこんなで見つけたのが、エプソンの「WristableGPS SS-700T」というGPS機能付き腕時計。ハートレートモニターもあるので、心拍数を測りながら適切なペースと運動量で効果的なエクササイズができるという製品だ。
「WristableGPS SS-700T」の最大の特徴はやはりGPS機能なのだが、単にGPSでランニング時の位置情報を記録するだけではない。GPS電波が届かない場所では歩幅を検出するストライドセンサーを用い、距離や走行ペースをしっかり表示し続けるところも注目すべきポイントなのだ。
特に都会に住むランナーのみなさんなら、せっかくGPS機能を使って楽しくエクササイズしているのに、ビルの谷間や高架の脇などでデータが途切れてしまった経験があるのではないだろうか。「WristableGPS SS-700T」なら、記録された結果にそんなトラブルもなく、常に安定してデータを取って次回のランニングに役立てられるというわけ。
こうやって取得したGPSやハートレートモニターなどのデータは、付属のクレードルに「カシャッ!」とはめるだけで、Windowsアプリケーションを通じて専用Webサービスにアップロードできるようになっている。走行中は腕時計自体にも距離やタイム、走行ペース、消費カロリー、運動強度(METS)などを表示できるのだが、Webサービスにアップロードすることで、統計情報として見やすく蓄積していける。
Webサービスでは、心拍数、ペース、スピード、ストライド幅などさまざまな情報を、時間経過や走行距離を横軸にとったグラフで表すことができ、2種類の情報を1つのグラフに重ねて見ることもできる。オーバーペースになっていないか、あるいは走りにむらがないかなどを視覚的にチェックできるだろう。
もちろんGPSで取得した位置データもMicrosoft Bing Mapsに重ね合わせてルート表示可能。細い道だとさすがにズレが見えてしまうけれど、広い幹線道路だと左右どちら側の車線を走ったかが区別できるくらいの精度では記録されるようだ。
これらの情報はどんどん蓄積され、いつでも過去の記録を参照できるため、日々のエクササイズによる成長の度合いも振り返ることができそう。筆者は今のところ、2日に1回のペースで走れているので、どんな風に記録を伸ばしていけるか楽しみではある。
腕時計本体は10気圧防水で、汗や雨どころか水中で使っても問題なし。ここまで高機能だとランニングだけにしか使わないのは少しもったいない気もする。いずれトライアスロンなんかにも挑戦できるよう肉体を鍛えていきたいところだ。
ちなみに、2014年の東京マラソンにもとりあえず申し込んだ。10倍以上という高倍率のため当選できる確率は限りなく低いけれど、「Wristable GPS使わなきゃ」という気持ちとともに、「もしかしたらフルマラソン走っちゃうかも」みたいなプレッシャーもあれば、より一層ランニングに励めるんじゃないかな、と。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
---|---|---|
WristableGPS SS-700T | エプソン | 2万9800円 |