本日の一品
iPhoneの音楽再生が便利になるイヤホン&交換ケーブル
(2013/2/20 06:00)
普段、クルマで動くことが多いため、それほど使用頻度は高くないけど、ボクは電車やバスなどの交通機関で移動するとき、iPhoneで音楽を聴いている。また、出張などで飛行機に乗るときにもiPhoneの音楽再生は、欠かせない機能のひとつだ。
移動中や旅行中にiPhoneで音楽を聴くとき、当然のことながら、イヤホンやヘッドホンを使うわけだけど、ボクの周囲には、本コーナーによく登場するNipppper氏をはじめ、『音にうるさい』人がいる。そんな人たちの影響を受け、ここ1年ほどの間で、すっかりイヤホン&ヘッドホンの世界にハマりつつある。
そのきっかけとなったのがロジクールの「Ultimate Ears TripleFi 10」という定番商品。音の良し悪しについては、そんなに繊細な耳を持っているわけでもオーディオに詳しいわけでもないので、僚誌AV Watchなどを参考にして欲しいけど、楽曲の細かい音もよく聞こえるようになったし、フィット感もいいので、結構、気に入っている。特に、飛行機に乗っているときの「耳栓効果」は強力で、すっかりフライト中は音楽を聴きながら、寝る習慣ができてしまった。
ただ、iPhoneで音楽を再生していると、ちょっと気になるところもある。飛行機に乗っているときは関係ないけど、街中で使っていると、まれに電話がかかってきたりして、ちょっとアタフタする。着信音が聞こえてきたら、イヤホンを耳からはずし、ケーブルをiPhoneから抜き、画面にタッチしないと、応答できないからだ。
ところが、このTripleFi 10には「TripleFi 10vi」というバリエーションが存在し、ケーブルの途中にマイクが付いていて、着信時にはそれで応答できるという。「じゃあ、そっちに買い換えるか」って話になるところだけど、TripleFi 10はケーブル部分だけを交換できる仕様になっていて、マイク付きケーブルのみをロジクールオンラインストアで購入できるので、早速、取り寄せて装着してみた。
装着はイヤホン部の根っこの部分で元のケーブルを抜いて、新しいケーブルを挿すだけ。抜き差しもそんなにカタくはないけど、要注意は左右のつなぎ間違い。交換ケーブルの先端に「L」「R」と書かれているので、イヤホン部の「L」「R」をよく確認して、左右を間違えないように挿す。
ケーブルが交換できたら、あとは通話のテスト。電話がかかってきたら、途中のリモコン部のボタンを押して応答、もう一度、押して、通話を終了という流れ。ちなみに、マイク付きケーブルのボタンは音楽再生中にリモコンとして使うこともでき、ボタンを押して、停止/再生の切り替え、ダブルクリックで次の楽曲、トリプルクリックでひとつ前の楽曲に移動することが可能だ。さらに、長押しをすれば、Siriを起動してiPhoneに話しかけることもできる。実は、着信に応答できることより、リモコン機能の方が日常的に役に立っている。
一方、「マイクはいらないけど、リモコン機能は欲しいかも」という人は、「iPod用アダプター」(2480円)が便利だ。こちらはケーブルの先に装着するタイプで、手元で音量を調節したり、中央のボタンでリモコン操作ができる。すでに、お気に入りのイヤホンやヘッドフォンを持っている人向けだけど、音量調節はiPhoneやiPad、iPod touch、iPod nanoなどでしか利用できないので、注意が必要だ。
イヤホンって、毎日のように使っているとケーブルが断線することがあるけど、こういうケーブルが交換できるイヤホンだと、ちょっと安心だし、リモコンやマイクなどの便利機能が加わるなら使わない手はない。もっとマニア向けになれば、ケーブルで音質も変わってくるそうなので、これを機にそのテの世界に足を踏み入れてみるのも面白いかもしれません。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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Ultimate Ears交換用ハンズフリー対応ケーブル(TripleFi 10用) | ロジクール | 3000円 |