本日の一品

停電時に使えるちょっとユニークなLED電球

 デスクライトを買おうとネット上で物色していたところ、面白い電球を発見した。LED電球なのだが、スタンドアロンの状態、すなわちソケットにささなくても懐中電灯として使えるという、変わりモノの電球である。E26口金のサイズで昼白色のタイプが通信販売サイトでよく売られていたので、手軽に入手できるとばかりに購入した。

赤いランプは充電中を示す。LED電球は32球
長くして懐中電灯として使ってみる

 この製品を仕事場や読書用のデスクライトとして使っていれば、いざ停電になって真っ暗になっても、どこにしまったかわからない懐中電灯を探すよりすぐに見つかり、懐中電灯として使えていいですよね、となる。一戸建てなどの大きな建物の場合で、懐中電灯の数に不安がある場合でも、これを装着したデスクトップライトを各勉強部屋や書斎に配置しておけば、無駄に場所をとることもなく一石二鳥である。もちろん玄関の天井といった通常のライトのソケットに装着することもできるが、天井だといざというときに使えないので、やや場所を選ぶことになる。

 電球らしくない多機能なこの一品。側面には、内蔵バッテリーを充電しながら照明をオンにするACモード、懐中電灯として使うDCモード、電源オフの、3種類を切り替えるスイッチを搭載。内蔵バッテリーの充電状況が色で分かる充電ランプもある。また、懐中電灯として使うときに持ちやすいよう、ソケットの部分を伸ばすこともできる。

 LED電球本体の点灯時の消費電力は4W。内蔵のリチウムバッテリーにより、ソケットから外した単体の状態で点灯しても、7時間使えるそうだ。そこまではテストしていないが、しばらく使ってみた限り、すぐにバッテリーが切れることはなかった。

 明るさは白熱電球30W相当で、光束は210lm。実際に使用すると、デスクライトには向いているが、天井などから部屋全体を照射するのには向いてない。LED電球なので白熱電球のように熱くなることはなく、ソケットに装着して点灯後、取り外しても、ほんのり温かくなっている程度で、難なく取り外せた。

 筆者は、はじめにこのLED電球ありきで購入したため、後日これにあわせてE26口金にあうデスクライトを購入したのだった。今どきのデスクライトは白熱球タイプではなく、蛍光灯タイプの形状のLEDライトが多く、好きなデザインの製品を探すのは結構手間がかかった。結局アンティークショップや雑貨屋を巡り、アーム部分を購入したが、このLED電球を買う以上に手間がかかってしまった。最終的にデスクライトは自作に走り、デザインにこだわってしまったがそれも悪くはない。

製品名販売元購入価格
充電式LED電球 LED Emergency Light Bulb風水国際グループ999円

山谷 剛史