ウルトラ最軽量の出張PCを実現する「Androidスティックwith DUALCORE」


Androidスティックwith DUALCOREはiPhoneより一回り小さなAndroidパソコンだ

 かつてのICT業界まっただ中、夜討ち朝駆けのビジネスピープル・ワールドからやや距離を置き、もはやモバイルパソコンを持ち歩く生活とは縁を切ったはずだった。

 しかし、仕事とは関係なくパーソナルなメールや遊びの相談、趣味の検索、SNS、自腹出張や旅行などのシーンで、便利で何でもできるとはいえ、スマホでメールやネットサーフィンは、小さな画面で情報チェックするのが煩わしいと思うことが多々ある。

 近所や都内をウロウロする程度ならスマホやタブレットでも十分だし、自宅には超大画面高解像度のデスクトップPCがあるのでなんの不自由もない。問題は、旅行先や自腹出張先のホテルの部屋でのクライアント環境だ。

 巷では32インチデジタルTVが3万円前後で購入でき、なおかつ省電力にもなる。今や、ビジネスホテルの客室には大型のデジタルテレビが当たり前だ。国民総電子メール時代にWi-Fi環境もあって当然の時代だ。

 そんなポジティブな時代に、恐ろしいくらいピッタリなハードウェアを見つけた。「Androidスティックwith DUALCORE」と長い名前のついた“セットトップボックス”機能をiPhoneより一回りほど小さな“HDMIドングル”タイプに押し込んだスティック状のAndroidパソコンだ。

 本体にはUSBホスト機能をもったUSBポートが一個、マイクロSDスロット、マイクロUSB給電ポート、マイク入力端子等がある。付属のACアダプターUSBで給電し、USBホストポートにUSBハブ経由で、USBキーボードやマウスを接続可能だ。

 AndroidスティックのHDMI出力端子をホテル客室にあるデジタルTVのHDMI入力端子に挿入し、専用ACアダプターから給電すれば、テレビ画面上にはAndroid OSが起動し、お気に入りのラウンチャーを選ぶようにガイドが表示される。任意のラウンチャーを指定すれば起動は完了だ。

 Wi-Fiの設定を行い、Google PlayからATOKやGoogle日本語入力のアプリを導入すれば日本語環境の設定は完了だ。ホテルの部屋に有線LANしかなくWi-Fi環境が無い場合には有線LANからWi-Fi環境に拡張する超小型のアクセスポイントなどを一緒に持ってゆけばよいだろう。

 本来、Androidスティックは、ごく普通のHDMI入力端子付きデジタルTVをスマートTVに拡張するデバイスだが、出張先のホテルの客室にWi-Fi環境があるなら、なんとたった365グラムで超快適な大画面インターネットクライアント環境が5分でセットアップ出来るたった39gのウルトラ魅力的なAndoroidパソコンだ。

HDMI入力端子付きデジタルTVとこれだけあれば、Androidパソコンの出来上がり結線はこんな感じで……あとはAndroidスティックwith DUALCOREのHDMI出力端子をデジタルTVのHDMI入力端子に挿入するだけ電源を入れるとすぐにアンドロイドOSが起動して、ラウンチャーを指定すれば初期画面が表示される。嘘のように簡単・・・何もすることがない
Wi-Fiの設定をして、日本語環境に必要なATOK等をGoogle Playからダウンロードする有線LANしかない場合は、Wi-Fiに変換するために「ちびファイ」などの有線LAN→Wi-Fiアクセスポイント機器を活用するホテルの客室にあるデジタルTVをアテにした出張用の軽量なアンドロイドPC。全部でなんと365g!超軽量だ!

商品名実売価格購入場所
Androidスティックwith DUALCORE9980円サンコーレアモノショップ



(ゼロ・ハリ)

2012/7/31 06:00