ペットボトルをドリンクボトルにするキャップ&バッグ
500mlペットボトル専用。カラーバリエーションは6種類用意されている |
サーモスの「RCT-PC」は、500mlペットボトルのための、ちょっと便利なアイテムだ。キャップとクーラーバッグのセットである。自動販売機やコンビニなどで売られているペットボトル飲料のフタを「RCT-PC」のキャップに交換し、クーラーバッグに入れるだけで、そのままスポーティーなドリンクボトルになってしまうのである。
「RCT-PC」の特徴は、なんといっても片手で素早くボトルのフタが開けられるという点だろう。キャップの赤いボタンを押し込むと上部のカバーが跳ね上がり、飲み口が現れるのだ。閉じるときは跳ね上がったカバーを元の位置に押し付けるだけである。自動車や自転車に乗っていても、信号待ちなどのわずかな時間に手早く水分を補給することができるのだ。
ボタンのまわりには不用意にフタが開くのを防止するストッパーが用意されている。これをかけておけば、落としたときの衝撃などでペットボトルの中身がこぼれ出る心配はなくなるのだが、ワンタッチでは開けられなくなるのが難点だ。手袋をした指で扱いたいときなど、状況によっては外したままにしたほうが使い勝手はいいようである。
クーラーバッグは、断熱材が入った500mlペットボトル専用サイズ。頑丈な生地にベルト状のハンドルや大きなフックが取り付けられたヘビーデューティーな作りだ。着脱可能なショルダーストラップが付属しており、水筒のように肩や首まわりから下げることができる。使わないときはキャップをこのバッグの中に入れて丸めておけば、外出先で荷物になることもないだろう。
500mlのペットボトル飲料は多種多様で、どこでも手に入れられる便利な商品だ。ただ、すべてが「RCT-PC」に対応するとは限らない。例えば炭酸飲料はキャップのネジ山が合っていたとしても使用できないようである。また、保冷専用と明記されている点にも注意したい。筆者は自己責任で「あつい」ではなく「あたたかい」程度に温めたボトルで試してみたことがある。キャップ、クーラーバッグとも機能面で問題はなかったが、これはあくまでもイレギュラーな使用法であり、お勧めはできない。「RCT-PC」が本領を発揮するのは、やっぱり暑い時期、キンキンに冷やしたペットボトルを使ったときだろう。
ペットボトルのフタをRCT-PCのキャップに交換し、クーラーバックに入れる | 青いゴムがバネ代わりになり、赤いボタンを押し込むとカバーが跳ね上がる |
断熱材入りクーラーバッグ。ストラップを取り付ければ水筒のように下げられる | 使わないときはキャップをクーラーバッグの中に入れて丸めれば荷物にならない |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ペットボトルキャップ&クーラー RCT-PC | サーモス | 889円 |
2012/1/17 06:00