5400mAhで安心感も大増量のバッテリー「eneloop mobile booster」
eneloop mobile booster KBC-L54D |
一泊旅行を翌日に控え、ある瞬間、アドレナリンが全身を駆け巡った。旅行、それはモバイル機器の携帯性や利便性を実感できる絶好のチャーンス! というわけで、新しいものを試したくなってしかたない衝動に駆られ、気がついたら充電用に「eneloop mobile booster KBC-L54D」(以下、 KBC-L54D)を購入していた。
これまで、バッテリー関連はほとんどiPhoneの充電用だった。しかもジャケット一体型を好んでおり、それがスマートであると感じていた。しかし、1年に1度のペースで機種変更していくと、デザイン変更により、ジャケットも買い換えの憂き目に遭う。過去2度取り替えたので、次がくれば3度目だ。「これではジャケットがもったいない」と考え方を改めた。最近、別の外付け充電バッテリーを携帯してみたところ、ケーブルの扱い以外は特に不満がなかったこと、そのケーブルは巻き取り式の導入で解決済みなこと、今後他にも充電対象となる機器が増えそうなこともあり、まとめて面倒をみられそうな、外付けバッテリーの良さに気づいたのである。
そんなわけで、「5000mAhから5400mAhにパワーアップ」という謳い文句につられ、「KBC-L54D」である。70×62×22mmと、手のひらに乗るコンパクトサイズ。約142gとそれなりに重さは感じるが、iPhone 4のバッテリーが1420mAhというから、このサイズでフル充電3回分+αというのは魅力だ。
本体の充電方法は、ACアダプターとmicro USB(B型)の2種類で、いずれもケーブルが付属する。モバイル機器を充電する際は、USBケーブルで接続して本体のDC出力ボタンを押す。出力用のUSB端子は2つ用意されており、出力合計が1.5Aを超えなければ2台同時に充電が可能なのもポイント。充電中はDC出力ボタンの下にあるランプが緑色、橙色、赤色の3段階で点灯し、バッテリー残量を教えてくれる。
iPhone 4、iPad 2、GALAXY Tabいずれも充電可能なことを確認した。ただし、GALAXY Tabは純正またはサードパーティ製のUSBケーブルに、PocketGamesで購入した「Galaxy Tab 充電USBアダプタ」をとりつける必要があった。
あらゆる組合せを試したわけではないが、光ポータブルとiPhone 4またはiPad 2、iPhone 4とiPad 2が同時に充電できるようだ。iPhone 4のACアダプターは1Aで、iPad 2のACアダプタは2.1Aのようだが、同時に接続すると、どちらのアイコンも一応充電中になっていた。iPad 2のバッテリー容量を考えると、iPhone 4とiPad 2を同時に充電するのはいかがなものかと思うが、そういう必要に迫られる可能性も、なくはない。
本体がスッキリしている分、ACアダプターのかさばり具合が気になった程度で、道中「KBC-L54D」の存在は非常に心強かった。以後、外出時には必ず携帯している。最近これにいろんなアダプタ類が加わりつつあり、軽量化を図っていたはずの荷物にだいぶ変化が見られるが、これもまた楽し!?
左から、ACアダプタ、本体、USBケーブル | 購入時のランプは赤。乾電池とは違い、開封時にフル充電されているわけではなかった |
充電用の入力端子 | 重さは感じるが、コンパクト。手前は出力用のUSB端子 |
光ポータブルとiPhone 4を同時に接続してみた | 両方とも同時に充電されているようだった |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
eneloop mobile booster KBC-L54D | 三洋電機 | 4980円 |
2011/10/4 06:00