格安ジャケットとフィルムで「iPhone 4」をカーボンルックに

海外製ドライカーボンジャケットとカーボン調フィルム

　東に“カーボン”があれば行って鑑賞してやり、西に“ドライカーボン”があれば行って、その束を負いたくなるわたしは、常日頃、我がiPhone 4にもそういったカーボン素材の、中でもより軽量なドライカーボンのジャケットを装着させたいと思っていた。しかし、国内で流通しているリアルドライカーボンのジャケットは高価なものばかり。このテの製品はコストパフォーマンスや実用性より、とにかく希少性や品質、見た目がウリであることは理解しつつも、たかが傷防止のためのアイテムに1万円以上かかるという点が、今まで購入を踏みとどまってきた最大の理由だった。

　ところが、長らく愛用してきたパワーサポートのエアージャケットセットは、たび重なる落下によって四隅にヒビが入り、一部で欠けたりしはじめた。本体にダメージが及ぶ前に交換したい、と思っていたところ、昨今の超円高である。もしかして海外から「ドライカーボンジャケット」を取り寄せれば、安く済むのではないか。そう考えたわたしは、さっそく海外のオークションサイト「ebay」にアクセスし、格安のドライカーボンジャケットを探し当てたのである。本体は40ドル弱、送料込みでも3734円。安すぎて逆に心配だ。

　さらにもう一つ、“海外製”である点も心配だ。こういった樹脂加工品は車やバイクのカスタムパーツとしても人気だが、そうしたジャンルでの海外製品はたいてい加工精度が落ちる。力ずくで曲げないとフィットしないとか、削り加工をしないと別の部品に干渉して取り付け不可能など、ざらにある。しかしながら、発注してからわずか1週間弱、実物が届いてみればそんな心配は杞憂であった。ところどころ角の処理にいびつさはあるものの、よくよく見なければ気づかないレベル。もちろん我がiPhone 4にぴったりはまり、手に持つとドライカーボン特有の凹凸のある手触り感がとても心地よい。

　それとは別に、家電量販店で購入したフォーカルポイントコンピュータの「CarbonLOOK SKIN for iPhone 4」も貼り付けた。こちらはカーボン調であってリアルカーボンではないが、これによってiPhone 4のほぼ全面がカーボン（調）に。重厚な風合いなのに軽快さを感じさせる、カッコよさにさらに磨きがかかり、自己満足全開のiPhone 4になったところで、「iPhone 5」が発表されるという噂である。これ、やっぱり次のiPhoneには使えないだろうなあ。

何度も取り落とし、割れ、欠けに加えホコリまで入り込んだエアージャケットセット	ドライカーボンジャケットの発送元はシンガポール。とてもシンプルな梱包
ジャケットの表と裏	目を凝らせば、ほんの少しだけいびつなところが見える程度。クオリティは大満足
こちらは普通に量販店で購入した「CarbonLOOK SKIN for iPhone 4」	CarbonLOOK SKINは前面・背面フィルムとホームボタン用保護キャップのセット
背面の姿。端子保護用のゴムカバーはエアージャケットセット付属のものをそのまま使うことにした	カメラレンズ部分の穴の処理もまったく問題なし