あの量産型モビルスーツのスマートフォン用シガーソケット充電器


ザクIIの型番となる「MS-06F」、そしてモノアイが光るという文字。筆者は完全に狙い撃ちで撃ちぬかれてしまった。こういうアイテムが大好き

 スマートフォンが普及していくにつれて、大事になってくるのはやはりバッテリー対策。最近はバッテリーの持ちも以前よりは良くなってきたが、フィーチャーフォンと比べるとお世辞にもバッテリーが持つとは言えないスマートフォンでは、出先での充電対策は結構重要だったりする。特に自動車をよく利用するユーザーであればシガーライターソケット充電器はほぼ必須アイテムと言っても過言ではない。そんな中、筆者は家電量販店でかなり“ヤバい”アイテムを発見してしまった。

 緑色の箱。そして、その中に入っているのは“ザクII”じゃないですか。ザクIIというのは、1970年代後半からTV放送されていたアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する量産型モビルスーツ(要はロボット)で、宇宙を拠点とするジオン公国軍の中でも最も有名なモビルスーツである。ガンダムを少なからず知っているのであれば、かなりテンションの上がるものである。で、そのザクIIが何であるかと言うと、実はこれ12V/24V対応のシガーライターソケット充電器なのだ。

 手にとってみた筆者は、その瞬間に購入を決めてしまっていた。緑色の“ザクII”と、朱色の“シャア専用ザクII”のシガーライターソケット充電器があったが、同僚の勧めもあり緑色のザクIIを選択してみた。我ながら渋い選択。箱の裏側にはサンライズのシールも貼ってあり公式アイテムであることがわかる。なお、iPhoneやiPod touchを充電できるパッケージと、スマートフォン用のmicroUSB同梱のパッケージがあり、筆者はAndroid スマートフォンを持っている場合が多いのでスマートフォン用パッケージを選択した。

 実はこのシガーライターソケット充電器、ちょっとしたギミックがある。それは車内のシガーライターソケットに挿し込むと、モノアイという目にあたる部分が怪しく光るのである。ザクと言えばモノアイとも言えるぐらいなので、こういうギミックは非常に嬉しい上に楽しい。ちなみにスマートフォンを充電していない場合でもシガーライターソケットに差し込んでいるだけでモノアイが光ってしまうので、利用しない場合には抜いておいた方が良いだろう。

 なお、充電方法だがザクIIの鼻(?)にあたる部分にケーブルを挿し込み、反対側のmicroUSB端子をスマートフォンに差し込んで充電する。巻き取りリール式のケーブルは約75cmまで伸びるので、取り回しとしては悪くない長さである。さらに首の部分が上下に4段階で角度調整可能であり、どのような自動車でも利用できるようになっている。

 ちょっと残念なのは質感。プラスチック感がもろに出てしまっている上に、緑色のプラスチックをそのまま組み上げているのがバレバレなのだ。このあたりの質感はもう少し頑張って欲しかったと思う。また、ザクIIの頭にあたる部分が少し大きいので、車種によってはスペースの関係上利用できない場合があるので、購入する前には注意したい。

 普通のシガーライターソケット充電器ではつまらない、というスマートフォンユーザーであれば、ネタとして非常に面白いアイテムであることは間違いない。そして連邦よりもジオン軍の方が実は好きなんだよねーという方は筆者だけではないはず。

パッケージ内容は非常にシンプルで、本体とリール式ケーブルのみこのように繋げて利用する。アニメではザクIIの鼻(?)の部分に何か装着していたっけ?
指揮官用であればツノにあたる部分に不自然な四角が。ちょっと残念な質感シガーライターソケットに挿し込むと、このように大迫力でモノアイが光る。残念ながらモノアイは左右に動いてくれない
ザクの首は4段階で角度調整が可能。最大まで倒すと、まるでうなだれているようザクの鼻(?)にケーブルを差し込んでみた。なんか象さんみたいな違和感を感じてしまう
N-06Cに差し込んでみた。スマートフォンを充電できる。これが本来の使い方

(C)創通・サンライズ

 

製品名製造元購入価格
DCチャージャー・量産型ザク GC28プレックス1980円

 

(布施繁樹)

2011/7/26 06:00