「VULKANO FLOW」でiPhoneもiPadもGALAXY Tabもみんなテレビに!
「VULKANO FLOW」 |
とある動画を拝見して、「いいな~。これがあると、きっと部屋にいなくてもCATVの番組見られるんだよな~。特にお風呂で見られたらすごい」と思った。それがアイ・オー・データ機器の「VULKANO FLOW」。どこにいても、iPhoneなどの端末で自宅のテレビが見られるという機器である。
いろんなものの判断基準がお風呂な筆者。なぜなら半身浴が大好きだから! しかしワンセグチューナーを内蔵した防水端末は突然画面が真っ暗になったりして、いまいち具合がよくない。おそらく電波の関係だと思うが、肝心なところで音声だけというのは悲しい。しかし「VULKANO FLOW」ならそんな心配は無用なはず! と指をくわえていたら、試す機会を得られた次第なのだ。
届いた箱はとても軽くてびっくり。中をみたら、説明書が英語でさらにびっくり。心が折れそうになってしばらく放置していたが、アイ・オーのサイトに、日本語のビギナーズガイド発見! がんばってみることにした。
説明をみながらしばらく奮闘し、無事導入完了。セットアップ用のノートPCの画面に、液晶テレビと同じCATVの番組が映し出された! ノートPCは自宅の無線LANルーターに接続されているだけなのに、CATVが見られる状態になり、軽いコーフンを覚えた。続いてiPad 2にアプリ(有料)をダウンロードしたところ、かなり綺麗に表示されてさらにコーフン。アプリはユニバーサルだというので、iPhone 4にもインストールしたら、これまたやたら綺麗に見える。そのまま勢いでGALAXY TabにAndroid版のアプリ(有料)をインストールすると、これまた綺麗な映像が映し出されて感動。1000円超のアプリを迷わず2本もダウンロードしていた自分に驚きつつ、そのままGALAXY Tabを風呂場に持ち込んで、7インチの画面で番組を楽しんでしまった。
無線LAN環境下では、リモコン操作でもたつくことを除けば、視聴に関してはまったくストレスがない。3Gではどうかと思い、自宅の外に出てみたら、若干のコマ落ちは感じるものの、十分番組を楽しめるレベルで視聴できた。端末に他の機器を接続することなくテレビが見られるのだ。これはすごい!
結果オーライだが、途中でいくつか苦労した点はあった。
まず、設定以前の問題として、自宅の環境ではどの機械にケーブルをつなげばよいかで悩んだ。拙宅はCATV経由で地デジ化しており、STB(セットトップボックス)を軸に、テレビと古いHDDレコーダーが繋がっており、すでにSTBの端子に空きがなかったのだ。ビデオデッキ経由でできるかと思ってあれこれ試したが、筆者のレベルではうまくいかず。結局今はほとんど使っていないという理由でビデオデッキを切り離し、空いた端子に「VULKANO FLOW」を接続したところ、あっさり解決した。
次に、最初に「VULKANO FLOW」とルーターの有線LAN接続で悩んだ。最初だけネットワークには有線LANで接続しなくてはいけないということなのだが、ルーターと「VULKANO FLOW」の設置場所が遠かったのだ。たまたま持っていた2mのLANケーブルがギリギリ届いてくれたので、なんとか設定を続けることができた。導入を予定されている方はご注意を。
専用ソフトのダウンロードやインストールは問題なかったが、リモコンの設定でまたひと悩み。ボタンの割り当てをしようと「VULKANO FLOW」に向かってリモコンのボタンを押してみるも反応なし……。が、「VULKANO FLOW」側の受光部の真正面、5cmくらいまで近づけてみたところ、軽快に反応してくれた。リモコンは不要かとも思ったのだが、端末でチャンネルが変えられないと寂しいだろう。
あとは、普段使っているCATVのリモコンでは、「VULKANO FLOW」のリモコン設定に割り当てられないボタンがあったことだろうか。たとえば「地上」「BS」「CATV」の切り替えなどがそうだ。これはカスタムに割り当てることでなんとか対応させた。
おそらく慣れた方ならあっさり設定してしまうのだろうが、そんなこんなで悩み抜いて、2時間は格闘するはめになった。途中で「設置サービスもあるのかあ……」と道をそれかかったが、素人でもなんとか設置できてよかった。
映像のクオリティにもかなり満足している。ハッキリ言って、新調した部屋の液晶テレビの出番なし! リモコンの使い勝手が改善されれば、さらにうれしい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
VULKANO FLOW | アイ・オー・データ機器 | 1万2800円 |
2011/7/12 06:00