無接点充電できるUSBバッテリー Charge Pad
Charge Padのロゴのある外箱。パッドの箱は大きめだ |
スマートフォンの利用頻度が高まるにつれて、USBバッテリー買うようになり、今では複数持っているが、「Qi」による無接点充電のできるUSBバッテリーが出ると聞いて、すぐに予約してしまった。買ったのは、パナソニック「Charge Pad」シリーズの「QE-PL201」で、三洋電機の「モバイルブースター KBC-L2BS」をブランド変更したかのような機種だ。
このUSBバッテリー「QE-PL201」がモバイルブースターよりも便利な所は「無接点充電」なのだが、そのための充電パッド「QE-TM101」は別途購入する必要がある。充電パッドがなくても使えるが、無接点充電で利用しないならこれを買う意味は薄らぐわけで、決して安くはないが充電パッドも同時購入した。
無接点充電以外もポイントも進化しており、従来使っていたエネループのモバイルブースターよりも、少しではあるがバッテリー容量がアップ。最大出力電流も向上し、電流を多く使う機器と別の機器を同時に給電することも可能になった。そして、本体のUSBポート、付属のケーブルともにmicroUSBになり、新型のスマートフォンやWiMAXルーターの充電が便利になった。しかも「モバイルブースター KBC-L2BS」よりも家電量販店での実売価格が安かった。
バッテリーの充電量の管理の面では、従来のモバイルブースターの表示LEDが青一色で、その点滅具合でバッテリーの状態を示すのに対し、このバッテリーはLEDの色が赤~橙~緑と変化し、わかりやすくなっている。
と、ここまでUSBバッテリーとしての進化を確認したところで、肝心の無接点充電も試してみた。
充電パッドは思いのほか厚みがあり、内部の無線給電部分がパッドの中を動く仕組みになっている。バッテリーを置くと場所を自ら探してジージー動いて給電を始める。バッテリーを移動させると給電部分が追いかけてくるところも面白い。2個充電するものを置くと、順番に移動して充電することもできるらしい。
ケーブルを繋ぐことなく充電できるのはいいのだが、現在、筆者が持っている「Qi」対応機種はこのバッテリーのみ。結局、充電するために充電パッドのACアダプターをコンセントに差したり抜いたり……ということになり、ワイヤレスのメリットはないのでは? というツッコミも聞こえてきそうだ。
だがしかし、将来「Qi」対応のスマートフォンなどを買って機器が増えてくれば便利に使い続けられるという先行投資として納得させている。バッテリー自体は無接点充電機能を全く使わなくてもよく、むしろ無いほうが……とも思うが、筆者的にはおすすめのUSBバッテリーに変わりはない。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Charge Pad「QE-PL201-K」USBバッテリー | パナソニック | 5480円 |
Charge Pad「QE-TM101-K」充電パッド | パナソニック | 4980円 |
2011/7/8 06:00