1プッシュで給電、iPhone 4用のバッテリー内蔵ジャケット

　実はiPhone 3GSからiPhone 4に機種変更したとき、気になっていたのが予備バッテリー。せっかくiPhone 3GS用としてバッテリー内蔵のジャケットを買ったのに、iPhone 4では使えなくなってしまったからである。ただ、筆者の使用方法では、心なしかiPhone 4に変えてからのバッテリーの持ちが良くなったような気もして、しばらくは気にせずに済んだ。しかし、外出時間が長いと、やはりドキドキしてしまう日もあるのだ。

　そこで改めて探し求め、巡り会ったのが「ecobee II LC」。何がいいって、軽い!!　本当に軽い!!　本体重量わずか57g！　ケースだけ持ってみると、バッテリーが内蔵されているようには思えないほど軽いのである。背面がやや膨らんだフォルムなので、内蔵されているのだな、と思う程度だ。

　本体は上下2つに分離するので、一旦分離させてから、iPhone 4をスライドさせながらコネクタと接続し、上蓋を装着する。さすがにiPhone 4オリジナルの薄さはなくなるものの、縦に長くなる分、グリップの安定感はアップし、ボタン操作がしやすくなった。

　装着直後に給電が開始されるので、iPhone 4の充電状態を確認しながら、ジャケット側のボタンを軽く1回押すと給電が停止される。再び押せば給電が再開する。そう。好きなタイミングで給電を開始できるところもナイスなのだ。そろそろヤバイかな、と思ったら、背面のボタンを1回押すだけでOK！　この安心感は何物にも変えがたい。

　気になるバッテリーの容量は1200mAhで、充電時間は約4時間。これで待受時間が約300時間、通話時間が約4時間、音楽再生は約22時間伸びるという。背面にはmicroUSBケーブル用の端子と、ボタンが1つ、電池残量LEDが4つ搭載されており、ボタンを1回押すと、点灯するLEDで残量が分かる仕組みだ。microUSBケーブルを接続した状態では、iPhoneに装着したままでジャケットのみの充電も可能。iTunesなどとの同期機能もサポートされている。

　おかげで、ほぼ付けっぱなしの毎日である。フォルムも優しく、お気に入りだ。他のジャケットを使いたいときは、外して鞄に入れておいても軽いので問題なし。スマートに給電したいとお考えの方に、ぜひお勧めなのであった。


iPhone 4用に、念願のバッテリー内蔵ジャケット「ecobee II LC」をゲット	本体以外に、microUSBケーブルが1本付属する

本体は2つに分離	背面には、ボタン、LED、microUSBの接続端子

iPhone 4をセットしてみた。かなりコンパクト	iPhone 4のボタン操作は問題なし

スピーカーもバッチリ	microUSBケーブルで充電する

そろそろ充電したいな、と思ったら	背面のボタンを1プッシュ

「ピュ！」という音とともに、給電開始	そのまま充電も可能