親指と人差し指の先端だけ「こんにちは!」な手袋
親指と人差し指だけ顔を出すタイプの手袋。カメラだけでじゃなく、ケータイなどの扱いにも強い |
静電式タッチパネルを操作できる手袋。何気に今冬、ブームな製品だと思っているのだが、実際に使用してみて、いくつかどうしても気になった点があった。「お財布からSuicaなどのカードを出しにくい」「小銭を出すときに手袋を外さねばならない」「アウトドアでメモをとる際のグリップ感がやっぱり悪い」など。つまるところ、スマートフォンの操作以外の点で、不満を持ってしまった。そんなところに、Twitterのフォロワーさんからハクバ「フォトグローブ」を教えていただいて、早速ゲット。今回は、コイツの使い心地を紹介していこう。
「フォトグローブ」の見た目は、よくある普通の手袋だ。手の平側には滑り止めのゴムが無数に並び、カメラ機材などの滑落を防いでくれる。生地は湿気を調節し、手が湿らずに快適だというサーマックス繊維を採用。実際に長く装備してみたが、たしかに湿りがひどいとは感じなかった。ただ生地としては薄く、雪原などでは手袋としてかろうじて機能する程度と感じた。都内くらいの冷え込みならば問題ないので、近所へのお出かけや通勤用といった用途ならば問題ないだろう。
特長である「指先を折り返す」機能で、両手の親指と人差し指だけが顔を出す部分をチェックしよう。写真を見ていただくとわかるが、親指と人差し指の部分は完全に密閉されておらず、少し引っ張って指先を出すことができる。それからマジックテープ部分で手袋の指先部分を固定すればモードチェンジが完了だ。なお普通の手袋状態でも、少し肌が露出してしまうが、そこが原因で手が冷えるということもなかったので、気にしなくてもよさそうだ。
さて、本製品はカメラ用なのだが、指先が出るということで、カメラ用途以外でも実用性が高い。まずスマートフォンやケータイの操作はストレスなく行える。手袋をしていない状態での操作となんら変わりないというのが、とてもありがたい。加えて、手袋を外さないといけないシーン、たとえばお財布から小銭を取り出す、雑誌のページをめくるといったところでも活躍するのだ。手袋をしたまま買い物をして、小銭などを出そうとした際、わざわざ手袋を脱ぐのが面倒だと思った人は多いハズ。手袋シーズンに感じた煩わしさが解消されるアイテムなのだ。
けっこうな人気製品らしく、スマートフォン用手袋と同じく品薄に傾向にあるようだ。筆者は大手量販店でたまたま発見できたのだが、売り場では最後のひとつで、店員さんから「すぐに売れてしまう」との声も聞いた。本来の用途以外でも抜群に活躍してくれる手袋なので、店頭で見かけたのなら速攻でチェックしてもらいたい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
フォトグローブ | ハクバ | 2940円 |
2011/2/1 06:00