お気に入りのヘッドフォンでiPhone/iPodをリモート操作

「SmartTalk」パッケージ

　iPhone/iPodは過去に10製品近く買い替えているが、添付されている純正のヘッドフォンは一度も使ったことがない。耳の外側に引っ掛けるタイプのイヤフォンに馴染めないのがその理由で、別途購入したカナル型のイヤフォンを使っている。おかげで最近になるまでiPhoneの純正ヘッドフォンにリモコン機能があることを知らなかったくらいだ。

　さて、カナル型のイヤフォンをiPhoneで使う際に組み合わせているのが、今回紹介するGriffin Technologyの「SmartTalk」なる製品である。これはリモコン機能を持った延長コードで、これを手持ちのイヤフォンとiPhoneの間につなぐことにより、リモート操作ができるようになるというアイテムだ。

　可能な操作は、再生開始/一時停止、次の曲の頭出し(スキップ)。手持ちのイヤフォンであってもわざわざiPhone本体でタッチ操作をすることなく基本的なコントロールが行えるので、すこぶる快適だ。ボリューム操作には対応していないが、iPhoneであれば側面の音量ボタンが使えることもあり、特に不自由は感じない。裏面にはクリップがついており、襟などに留められるようになっている。

　製品そのものは2年ほど前にも話題になったらしく、当時購入した人の書き込みがブログなどに多く見られる。それらによると、買って1カ月も経たないうちに断線して使えなくなった人がけっこういるようなのだが、筆者の場合はここまで数カ月間、特に支障なく使えている。ひょっとすると当時と現在とでは仕様が変わっているのではないか、と思わなくもないが。

　難点を挙げるとすれば、全長が約90cmとそこそこ長いこと。延長ケーブルという位置づけであればこれくらいあって当然なのだが、筆者の場合はリモコン機能が欲しいだけなので、30cmもあれば十分と感じる。使い方によって好み分かれる部分だろう。大口径のヘッドフォンや、ノイズキャンセリングヘッドフォンなどと組み合わせれば、さらに威力を発揮しそうだ。

製品本体。コードは布巻き仕様	お気に入りのヘッドフォンやイヤフォンを先端に差し込んで利用できる
側面のボタンで再生、一時停止、頭出しなどが行える。マイクもついている	iPhoneに接続したところ。長さはおよそ90cmで、接続するイヤフォンの長さと合わせるとかなり長くなってしまうのがやや難点