一眼レフファン必携!? カメラレンズ型マグカップ


 流行のモノや、誰もが知っている普遍的、特徴的な形状を持った商品イメージをまったく別の目的や商品に転用したり、流用したりした商品は意外と多い。

 IT系ユーザーにはお馴染みの鮨やエビフライの食品サンプルを使ったUSBメモリー、iPhoneやiPadそっくりのメモ用紙やレポート用紙、新発売のデジカメの形状を模した収納缶といった販促物もあった。古くは、鉛筆の形をしたチョコレートやサイコロの形をしたキャラメルも、発想の原点は同じコンセプトだ。

 そんなコンセプトの商品で、アナログ、デジタルを問わず一眼レフカメラファンなら間違いなくゲットしたくなるジョーク商品が「レンズ型マグカップ」 だ。

 そもそも“マグカップ”は和製英語で、英語では単に”マグ”と呼ぶ。基本的にはグラスではない大きな容量のカップのことだ。後で考えれば何でもないことのように思えるが、最初にカメラレンズを見てそれをマグカップにできると考えた人の発想は素晴らしい。

 筆者が秋葉原で購入したマグカップは、数ある中のトールサイズとショートサイズの2種類。ショートサイズは、キヤノン社のEF24-105mm F4L IS USMの交換レンズをイメージに作られたモノ。トールサイズのマグカップの方は、ニコン社のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDレンズをイメージに作られたようだ。

 いずれも、各社のレンズカバーがマグカップの蓋として付属している。見た目の構造は保温構造、保冷構造に思えるが、筆者も実際の効能は余り確かめていない。筆者宅では、ショートサイズは、夏の間はアイスコーヒー専用に。これからの季節は暖かいカフェオレ専用に考えている。 

 トールサイズは、容量的にはカップ麺にも対応可能かもしれないが、高さの割に底面積が小さいので、小さな子供がいる環境では転倒に注意が必要だ。

 専用のレンズカバーはねじ込み式になっており、蓋の内部には水漏れを防ぐパッキングも装備されていることから、クルマのダッシュボードで使用したり、バックパックに入れてアウトドアに持ち出すことも十分可能だ。専用のレンズ袋も、より一層リアリティを加速してくれる。きっとカメラ仲間に対する自慢のガジェットになるだろう。

ジックリ気合いを入れて見てもごく普通の交換レンズに見えるレンズカバーを取り除くと……なんとマグカップ
暑い夏の期間、ショートサイズは筆者のアイスコーヒー専用マグ密閉度が高いトールサイズは車内に置いてもバックパックに入れても安心だ

商品名実売価格
カメラレンズ型マグカップ
キヤノン EF24-105mm F4L IS USM (ショートサイズ・マグ)
ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED (トールサイズ・マグ) 

2500円
3000円

(ゼロ・ハリ)

2010/10/26 06:00