USBハブが合体して巨大化したノートPCのACアダプター


これがLenovoパワーハブ 単体では大きさがわからないが……

 ある日、新製品のニュースを見ていたら、気になる製品があった。ThinkPadのACアダプターにUSBハブが合体した製品「Lenovo パワーハブ」が登場していたのだ。周辺機器が増えてノートPC用にUSBハブを買おうと思っていた上に、ちょうどレノボの直販サイトで割引セールをやっていたので、あまり考えずにポチってしまったのだ。

 この「Lenovo パワーハブ」は、USBハブがただくっ付いているだけでなく、期待どおりUSB電源としても使えるもの。PCのUSBポートでは充電できない製品でも充電できそうとか、持ち運べば便利なんじゃないか? と勝手に想像を膨らませていた。

 しかし、届いてみると、サイズが大きくてびっくりした。もともとのACアダプターとUSBハブを足した体積よりも大きいんじゃないかと思うほどデカく、筆者としては、残念ながら持ち運びは無理。家でノートPCを使うときのアダプターとして使うしかない。

 充電電流は多少大きめにとってあるのか、充電専用のUSBポートを使えば、PCの標準的なUSBポートでは充電できない「光ポータブル」の充電にも難なく対応。これなら充電用のACアダプターを使わなくても済みそうで、家の配線類が少しだけすっきりする。

 サイズは大きいものの、本来の使い方のUSBハブ付きのACアダプターとしてもちゃんと使えている。ただ、4ポートハブかと思っていたが、1つは電源専用なので、本来のシリアルデータバスとしては実質3ポートのハブになる。USB扇風機とか使っている人なら、電源専用ポートを使うことになるだろう。

 ACアダプターとUSBの2つのコネクターをノートPCにつなぐ必要があるが、ひとつの機器だけで周辺機器たちとの接続ができてしまうのは便利だ。また、充電器としても、PCが外出中でも充電できることもうれしい。さらに、ACアダプターはPCメーカー純正品というのも安心できる。

 大きさの点ではちょっと残念な製品だが、PCメーカーみずから自由な製品を出してくれるのは、なかなか面白い。レノボ恐るべし。

付属のACアダプターと比べるとバカでかさがわかるノートパソコンとの接続はケーブル2本。だったらUSBハブと別々に揃えてもいいじゃん、というツッコミはなしだ
USBポートは4つあるが、1つは電源専用なので実質3ポートハブ。ただの電源供給だけでなくiPodの充電もできる仕掛けもあるようだ
ふつうのUSBポートでは容量不足で充電できない「光ポータブル」の充電もできた

 

製品名製造元購入価格
Lenovo パワーハブレノボ3893円

 

(江須田)

2010/10/25 06:00