できるビジネスマンは「マメモ」でデスクトップを散らかさない
しっかり固定されるので片手で思う存分メモできる |
ある日、営業部のA氏のところへ行き「例のファイル、先方に送ってくれた?」と聞くと、「これから送るつもりだった」という。さっそくPCに向かうA氏。見るとデスクトップはアイコンでびっしり埋め尽くされており、壁紙の澪ちゃんも隠れてしまって見えない。ディスプレイ周りや机の上には、走り書きした無数の付箋紙が重なるようにして貼り付けられている……。ファイルを開いては「これじゃない」「これも違う」と、探し続けること数分、マウスを動かす手をついに止めたかと思うと、彼は言った。「あとで送っておくわ」と……(※これはフィクションである)。
さて、「ポメラ」で一世を風靡したキングジムが新たにこの世に送り出した、今回紹介する「マメモ」は、PCのデスクトップは整理できないものの、机の上に散らかる付箋やメモ用紙なら1つ残らず撲滅できるアイテムだ。デスクの上を整理できないダメなビジネスマンを卒業し、できるビジネスマンに一歩近づけるのだ。
仕事上でメモを都度残すのは、やるべきことを忘れないようにするための最低限のビジネスマナーともいえる。しかし、忙しくなるほどそのメモは増殖していくもの。付箋紙に書いていようものなら、机一面が付箋紙に覆われることになるのは間違いない。PCでメモをとるのもいいが、電話の用件やその場で思いついたちょっとしたことは、やはり手書きでさっとメモできたほうが都合がいい。「マメモ」はそんな用途にぴったりなのだ。筆者の場合も、マメモを使うようになったことで、それまであった多数の手書きメモが実際にゼロになった。
99枚分のメモをとれるほぼ単機能のガジェットだからこそ、紙に書くのと変わらないシンプルな使い勝手を実現している。とはいえ、不満に思うところがないわけではない。実売価格で4~5千円と、メモだけの製品にしてはやや値が張るのと、マメモに残したメモを外部に一切持ち出せないという点だ。たとえば赤外線やBluetoothでメモを送受信できれば、さらにマメモの用途は広がりそうだ。PCにメモをバックアップするだけでなく、離席している人へは、その人のマメモに送信する、といった使い方も考えられる。周囲の人に購入を力強くすすめる理由にもなるだろう。
ちなみに筆者のPCのデスクトップにはアイコンは1つもない。だから唯ちゃんはいつも笑顔です。
マメモ導入前イメージ。付箋紙などが散らかる醜い机だ | マメモ導入後。メモのたぐいは一切なくなった |
むしろPCもいらないかもしれない |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
マメモ | キングジム | 4527円 |
2010/10/6 06:00