一目惚れのpapo社「T.レックス」フィギュアを予約買い


恐竜マニアやフィギュアマニアが見たら許せないかもしれないメチャクチャな組み合わせ。デスクトップ・アクセサリーは勢いやベクトルを感じるコトが重要だと思っている

 「シュライヒ」、「パポ」、「サファリ」という言葉を聞いてピンとくる方はどのくらいおられるのだろうか。筆者はもちろん1カ月前まで、これらの意味するモノがいったい何であるのか、皆目検討も付かない側の人間だった。

 そんな筆者が、通い慣れた上野駅前の玩具屋“ヤマシロヤ”で、めった多に行かない5階売り場に立ち寄ったところ、「T.レックス」のリアリスティックなフィギュアに遭遇した。あいにく、商品は品切れでサンプル展示のみ。立ち上がった高さは実測15cmそこそこのミニチュアだが、細部にわたるディテールのリアリティが一瞬にして筆者の埋もれていた本能に火を付けた感じであった。

 以前から、机上のインテリアとして、象、キリン、カバ、サイなどシュライヒ社の動物フィギュアを気まぐれに購入していたため、今回購入した「T.レックス」も実物を受け取るまでは、今までと同じシュライヒ社の商品だと勝手に誤解していた。

 買って帰って、T.レックスの足に巻き付いているpapo社のタグを見て初めて、筆者が唯一知っている動物フィギュアのシュライヒ社のモノではなく「papo」社の商品であるとわかった次第だ。

 サイズ的に今まで持っていたシュライヒ社の動物商品とバランスが取れるのかどうかは別にして、リアルではあり得ないジュラシックパーク的な時代のクロスオーバーが机上で実現したことになる。

 papo社のT.レックスは、全体の凹凸の仕上げはもとより、本物に近いかどうかは別にして、手書きペイント独特のカラーリングがきわめて美しい。多くの恐竜コレクションの中において、このT.レックスとスピノサウルスの2体だけが口をパクパクできる仕様になっているらしい。

 筆者にとっては、今までほとんど興味のなかった恐竜フィギュアの世界だが、次は、映画「ジュラシックパーク」で一躍名をはせた“ヴェロキラプトル”のフィギュアが欲しくなってきた。自宅にジュラシックパークが出来るのもそれ程遠い将来ではなさそうな雰囲気だ。

口を閉じて、キョトンとした感じのT.レックスやっぱりT.レックスはこうでなくっちゃ……
近接で見ると、どことなく可愛い眉毛廻りであることに気がついてしまった10年以上前にサンフランシスコで買ったKISSのジーンシモンズがいつも良い味を加えてくれる

商品名実売価格購入場所
仏papo社「T.レックス」3885円上野ヤマシロヤ5階売り場

(ゼロ・ハリ)

2010/9/21 06:00