Bruno Ninaberデザイン、エグゼクティブ向けのテープカッター
製品本体。写真では分かりづらいかもしれないが、下部が少し絞り込まれた形状をしている |
直径およそ7cm、濃いグレーでまとめられた円柱状の本体――今回紹介するのは、オランダの有名デザイナー、Bruno Ninaber氏のデザインによるテープカッターだ。
この製品を簡潔に説明すると、携帯できるテープカッター、ということになる。テープの先端を引っ張るとストッパーが外れ、テープをスルスルと引き出せる。刃でテープを切断するとふたたびロックされ、せり出していた刃が中に引っ込むという構造だ。持ち運びの際には刃が露出しないため、バッグの中に放り込んでおいても布地や同梱物を傷つける危険性が少ない。
テープを切ったあとはテープの先端が1cmほど露出するので、連続して使うのにも便利。樹脂製の本体はつや消しの濃いグレーで、キズに強く、指紋もつきにくいなど、洗練された素材が使われている。円柱状の本体の継ぎ目は最小限にとどめられており、デザイン性に最大限配慮していることがうかがえる。
デザイン性と機能性を両立した本製品だが、4500円とお値段もエグゼクティブ向けだ。文房具ライクなテープカッターと違い、デスクまわりに一定の品格と落ち着きを持たせたい人がこだわって購入する製品と言えるだろう。携帯に向いた仕様ではあるが、デスク上にテープカッターを置くのはどうも好きになれない人向けの、引き出しに収納しておける小型のテープカッター、という用途でも重宝しそうだ。
直径はおよそ7cm | テープを引っ張るとロックされていた刃がせり出し、カットできるようになる |
カット後はテープがおよそ1cmほどせり出した状態になるので、連続して使う場合に便利 | 購入時は半透明のメンディングテープがセットされていたが、ふつうのセロファンテープを使ってもよいかもしれない |
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
Bruno Ninaber tape dispenser | ジャパンデザインネット | 4500円 |
2010/6/14 06:00