小さくても大きな収納力の機能派財布「アルジャン」

　多くの小売店から競争のように大量に発行されるポイントカード。囲い込みを前提に、年会費無料で発行される多くのクレジットカード。それらすべてを多少の現金と共に持ち歩くことを考えれば、クレジットカードポケットは最低でも20枚以上必要になるだろう。

　そんな現代には、何でも入る女性のハンドバッグのような巨大な財布を持ち歩くか、最低限必要なカードに絞り、身軽に動き回るか、選択肢は2つに1つだ。後者の道を選ばれた賢明な人には、きわめて素晴らしいコンパクトでセンスの良い財布が低価格で販売されている。

　筆者が今回購入した財布は、「アルジャン」と名付けられたベストセラーのコンパクトな財布だ。「アルジャン」のメーカーは埼玉県に本拠地を置き、「AGILITY」ブランドの統合ロゴで、他にも数種類のサブブランド財布を提供している。今回、ご紹介する「アルジャン」は、高さ8cm、横幅11cm、厚さ1.5cmで、内部にもう1つの小銭入れが二重構造になった同社でも最もコンパクトな財布だ。

「アルジャン」は、8×11×1.5cmのウルトラコンパクトな財布だ	このくらいのモノを入れても余裕でポケットに入る	お札を3つ折り、もしくは4つ歩折りしないと入らないのが唯一の難点

　小さくても、カードは最大10枚まで、コインは40枚、最低3つ折りすることが必要だが、お札も数枚は軽く入ってしまう。ベルトループが標準で付き、ジーンズのベルトガイドにホールドしてアルジャン本体はお尻のポケットに安全収納が可能だ。

　アルジャンは今や、筆者のオフ専用で、最大に出番の多い財布となった。内部の小銭ポケットは、財布の外側とほぼ同じ相似形のモノとなっており、ジッパーを開き、財布全体を外側から握ることでジッパー開口部が広がり、目的の小銭を探し出すことも容易だ。

　アルジャンは究極のコンパクト財布なのだが、唯一の不満点は、お札を収納するときに、どうしても最低、三つ折りにしなければ収納出来ないという面倒な点だ。今は、アルジャンの上位モデルに位置するごく普通に二つ折りでお札を収納出来る少しサイズの大きい「アルジャン・ショート」 （高さ10cm、横幅10.5cm、厚さ1.5cm）の購入も検討している。バリエーションの豊富さがアルジャン・シリーズの強みだ。

一緒に持ち歩くモノに合わせて色は全15種類から選べるカラーの豊富さだ	「ベルトループ」はお尻のポケットでも盗難に強く、金具を外して本体を分離しやすい	内部の相似形の小銭入れジッパーを外し、全体を握れば小銭の選別もきわめて容易だ