初夏にピッタリの真っ白な軽量腕時計「NIXON THE TIME TELLER P WHITE」
真っ白けだが光の影はぼんやり黒く、エンボスイメージで時刻は見える |
「NIXON」はファッショナブルな腕時計を多く発売するアメリカ発の新進ファッションブランドだ。 日本に進出する前、もう何年も昔にホノルルのショッピングアーケードで見かけたのが最初の出会いだった。
腕時計本来のミッションは、ただ1つ。“正確な時刻を持ち主に知らせること”だ。昔、駅にしか正確な時計がなかった時代もあったが、いまや街中いたる所に時計が存在し、ほぼすべての人が時計機能を標準で備えたケータイやモバイル機器のたぐいを携帯している。
また、正確無比なクォーツ技術と、安い労働賃金をベースとした安価なムーブメントの登場は、“正確な100均腕時計”の出現を難なく実現。21世紀は新旧の腕時計メーカーや販社にとって苦難と工夫と努力が求められる時代となった。
超々級のマニュファクチュールを除き、宝石級を目指す中級の海外ブランドは、デフレスパイラルの中、行き場をなくし、代わって新進の腕時計メーカーが台頭する時代となってきた。本日、ご紹介するNIXON社も、そうした心身メーカーの1つで、こだわりを持ったファッション腕時計のブランドだ。
筆者が購入した「TIME TELLER」モデルには、ベルト、文字盤、長短の2針、秒針、本体ケース、りゅうず、尾錠、などなどその多くのパーツを組み合わせると、ほぼ数え切れないくらいのコンビネーションを生み出すことが可能な腕時計だ。
ウルトラ・カジュアルを狙ったカラフルなポリカーボネイト製のケースやベルトは、超目立つテカテカカラーだが、選択カラーと周辺パーツとの組み合わせによって、落ち着きのある大人の腕時計もターゲット範囲だ。
筆者は、すべてのパーツに真っ白なホワイトを採用した「TIME TELLER P WHITE」を購入した。文字盤から時刻の印字、その上で現在時刻を示す時針や分針、秒針、それらすべてが真っ白。徹底したホワイトモデルだ。
残念ながら、視認性に難アリというのは誰もが認める最大の欠点だ。しかし、すべてのパーツが真っ黒の時計に比べて、すべてが真っ白の場合は、白い文字盤に針の影がうっすらと黒く落ち、全身真っ黒のBell & Ross ファントムよりはかなり見やすい! と両方持っている筆者は自分を慰めている。
裏側も真っ白で、殆どの文字は印刷ではなく凹凸で表現されている | Bell&Rossのファントム登場以来、視認性の悪さ=ファッショナブルというおかしな常識が広まってしまったようだ | 白で揃えるなら、多くの白いモノを集めたい。チェックしてみると筆者宅には意外と白のモノも多かった |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
NIXON THE TIME TELLER P WHITE | 8925 | Amazon.co.jp |
2010/4/27 06:00