ベアドライブを収納して保管できる、ベータマックス風ケース
製品本体。色はレッドのみ。サイズは161×116×32mmと、ベータテープ(156×96×25mm)を収納するハードケースと同等サイズ |
ベアドライブをカートリッジように使うのは、昨今それほど珍しい使い方ではない。「裸族のお立ち台」のようにベアドライブを挿すだけで使えるアダプタがよく売れていることからもそれは明らかだ。DVDと違って、大量のデータを保存できるし、Blu-rayに比べるとコストパフォーマンスにも優れている。筆者も内蔵ドライブのバックアップ用途として、こうしたベアドライブを活用している。
もっとも、ベアドライブをそのままむき出しで使うのは、本来の使われ方ではないことから、保管にあたって一工夫が必要になるのも事実。購入時に合成樹脂のバルクケースがついてくる場合もあるが、メーカーによって形状が異なる上、そもそも付属しない場合もある。むき出しで保管するというのは、衝撃が加わったりホコリが付着したりと、あまりよろしくないのは明らかだ。整理整頓して長期保管するためには一考が必要になるわけだ。
そんな際、海外サイトで見つけて購入したのが、今回紹介する「Betamax Style SATA HD Case」だ。このケースはベータ方式のビデオテープケースとほぼ同じサイズをしており、SATAのベアドライブを1個収納できる。これにベアドライブを収納すれば、本棚やビデオの収納棚に立てて置けるというわけだ。内部には耐衝撃のウレタンも仕込まれており、高所からの落下はともかく、ちょっとした衝撃には十分耐えられそうである。少なくともむき出しの状態で積んでおくよりはずっといい。
価格については、1個あたり9.99ドル、つまり約1000円で、コストパフォーマンス的にはややビミョーなラインではあるが、3個入24.99ドルというセットもあるので、実質1個800円強で購入できる計算だ。色がハデすぎるのは好き嫌いが分かれるところだが、作りはしっかりしており、ラベルに中身を書き込むこともできるなど、使い勝手は申し分ない。手元にある複数のベアドライブを整理整頓するために、次回はあらためて3個入を追加購入しようと思っている。
上下には耐衝撃用のウレタンが敷かれている | SATAのベアドライブを収納した状態 |
本棚などに立てて収納できるので、保管に便利だ |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Betamax Style SATA HD Case | ThinkGeek | 9.99ドル |
2010/4/28 06:00