進化途上の地デジチューナー「LinkTheater」
LinkTheater LT-H90DTV |
アナログ放送廃止まで2年を切った。それは、パソコンでの録画を多用していた筆者にとっては、見たい番組を手軽にタイムシフトする手段がなくなること意味する。手軽に録画できて好きな時間に見られる方法を探していたのだが、今のところ行き着いた手段が録画機能のあるパソコン用チューナーを買うということだ。
録画ができる地デジチューナーとして購入したのは、バッファローの「LinkTheater LT-H90DTV」。元々DLNA端末から発展した製品だったのでノーマークだったが、今回よく調べてみて便利な製品であることに気づいた。USB接続のHDDをつなげば地デジの録画が可能になり、視聴だけならBS/CSにも対応するという製品である。価格も2万円以下だ。
実はこの製品、発売当初は録画機能がなく、一時期は今回の購入価格よりもさらに安い価格で売られていたが、ファームウェアのアップデートで録画機能に対応したあたりから実売価格の相場が上がるというデジタル機器では珍しい価格変動をしている。
値上がりした後で買うのは悔しいと思ったが、他にはない機能を備えた製品なので購入し、早速利用を開始した。
USB-HDDの認識が最初うまくいかなかったり、使用中に意味不明の再起動を行ったりと完成度は高いとは言えないが、2万円以下の価格で手持ちのUSB-HDDをつないで録画環境ができることを考えると、筆者は許せる。
同時に、今まで使っていた20型の液晶テレビを他の用途に転用する必要が生じたため、代わりにHDMI対応の液晶ディスプレイを購入したが、合計5万円以下で地デジの録画・再生環境ができあがってしまった格好だ。
この「LinkTheater」は、安定度の問題のほかに、電源を切っても消費電力がほとんど変わらないなど突っ込みどころも満載の製品だが、うちで導入してからは手軽な録画マシンとして大活躍している。
また、バッファロー系のSNS「ZQwoonet」を訪れてみると、ファームウェアの更新はまだ行われるようで、BS/CS録画も公式に対応しそうな勢いを知ることができる。もしかすると、今は多少の不満はあっても、すごい製品に進化してしまうのではないかと期待している。
なお、LinkTheaterはもともとDLNA端末という製品。本来ならこっちの機能も使うべきだが、ほとんど使ってない。あいにくデジタル化で、DLNAで扱いやすい録画データを作りにくくなっていることを考えれば仕方ないところか。
製品名 | 発売元 | 購入価格 | 購入場所 |
LinkTheater LT-H90DTV | バッファロー | 1万8750円 | ムラウチ.com |
2009/9/28 11:00