スーパーの買い物に「gentenメッセージBAG」
gentenが10周年を記念して発売したスーパーのレジ袋型革バッグ「genten メッセージBAG」。大と小があり、写真は小サイズ |
日本人が平均1人年間300枚も消費していると言われているのがスーパーマーケットのビニール袋(プラスチック・バッグ)。この袋を節減しようという運動が起こってから、かなりの年月が経った。しかし、残念ながら一向に成果が見えていないように感じるのは筆者だけだろうか。
その一方で、“セレブご愛用”という触れ込みで国内にも紹介されたブランド「アニヤ・ハインドマーチ」の超高値なエコバッグも未だに売り切れが続く。どうも、スーパーマーケットのビニール袋節減と、こうした見栄エコバッグ人気との間には、なんの相関関係もないようなのだ。おかしな現状ではあるが、スーパーマーケットのビニール袋を模した、“なんちゃってエコ商品”は後を絶つことがない。
今回ご紹介する「メッセージBAG」も、見た目はペタンコになったスーパーマーケットのビニール袋そのものだ。ただし、素材は極めて柔らかい本物の革だ。スーパーマーケットのビニール袋を意識してか、素材の革は極めて薄くて滑らかな本革が採用されている。
「メッセージBAG」のサイズは大小2種類。今回ご紹介する商品は、小さい方のタイプだ。作っているのは、オリジナルの革製品で有名なブランド「genten」だ。筆者は銀座のお店によく行くが、軽井沢にはアウトレットショップがあり、そちらでは時々珍しいモノが安価で売られているようだ。
メッセージBAGの表面には、今年でちょうど10周年を迎える「genten」のカンパニー・スローガン(3つの基本理念)が焼き印(エンボス)で記されている。
すなわち、gentenは「We care about the environment(環境に配慮します)」、「We care about natural resources(資源を大切にします)」、「We care about things of lasting value(長く愛着の持てるモノづくりを目指します)」という3つのシンプルなメッセージだ。
植物性タンニンなめしの素性の良い革は、今後10年、20年と使い込むほどに変化する色合いとともに、本当の“My Bag”になるだろう。一時期は売り切れ状態が続いたが、現在は供給も安定しているだろう。
筆者はこのメッセージBAGに、かなり重さのあるモノをたくさん押し込んで持ち歩いているが、きわめて丈夫だ。10年先でも頑張って働いていてくれることと思う。
スーパーの袋をきわめて忠実にかたどっている | 「genten」ブランドの3つの基本理念が焼き印されている | このくらいの持ち物を放り込んでもまったく平気 |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
genten メッセージBAG(小) | 2万6250円 | genten 銀座店 |
2009/7/27 11:00